有料コンテンツの購読
現在、Web上での有料コンテンツ購読機能は準備中です。
ご不便をおかけしますが、有料コンテンツを購読希望の方は
モバイルアプリ上で購読の手続きを行ってください
認証方法を選んでください
ご協力いただきありがとうございます。
いただいた情報は実名認証のみに使用いたします。
利用可能になる機能
コメントの公開範囲が
すべてのユーザーまで開放されます
フォロー中トピックスの投稿に対してコメント・返信ができるようになります
Facebookで認証を行う
LinkedInで認証を行う
名刺・学生証で認証を行う
お名前の変更には
再度実名認証が必要です
Facebookで認証を行う
LinkedInで認証を行う
名刺・学生証で認証を行う
名刺または学生証を利用して
実名認証を行いましょう
名刺または学生証をアップロード
※ 名刺等の情報は照合にのみ利用します
※ アップロードされた資料は公開されません
入力された情報に虚偽があった場合、認証が取り消されることがあります。
これに同意の上、下記のチェックボックスにチェックして登録を完了してください。
実名認証を行う
を利用して
実名認証を行いましょう
入力された情報に虚偽があった場合、認証が取り消されることがあります。
これに同意の上、下記のチェックボックスにチェックして登録を完了してください。
実名認証を行う
実名認証が完了しました
ご協力いただきありがとうございました。
一層のコミュニティ活性化に取り組んで参ります。引き続きNewsPicksをご活用ください。
利用をつづける
実名認証をして
コメントを発信しよう
現在あなたのコメント公開範囲は
フォロワーのみに限定されています
信頼性の高いコメントコミュニティをつくっていくために、実名認証にご協力をお願いします。設定を行うことでコメントの公開範囲が「すべての利用ユーザー」に開放されます。
実名認証を行う
あとで
学割プラン継続確認
学割プランは毎年4月に更新の確認を行っております。
4月以降も学割プランを継続されたい方は、
学生情報を更新してください。
学生情報を更新されない場合、
次回更新時に自動解約となります。
卒業される方等、プレミアムプランに移行される方には
1ヶ月無料期間をサービスいたします。
学割プランを更新されない場合
学生の場合
学生の間であれば、またいつでも学割プランにお申込み頂けます。
社会人になる場合
いま、アンケートに答えてプレミアムプランに移行すると1ヶ月無料の特典が受けられます。
ここで「更新しない」を選択すると、後からは1ヶ月無料の特典は受けられなくなりますのでご注意ください。
ようこそ、トピックスへ
トピックスは、「顔が見える」コミュニティを目指しています。オーナー・フォロワー同士で安心してコミュニケーションできるようプロフィールを入力していただき、トピックスをお楽しみください。
メール認証をしてください
ご登録いただいたメールアドレス宛に届くメールから
URLをクリックし本人確認をお願い致します。
届いてない場合、見つからない場合は下記から再送と認証をお願い致します。
再送設定する
閉じる
Open an app
Download an app
Close
こぶしの振り下ろしどころを探した米国は、アフガニスタンに攻め込むことにしました。アル=カーイダとウサーマ・ビン・ラーディンが注目され、彼らが滞在していたアフガニスタンが攻撃されることになりました。当時のアフガニスタンで政権を持っていたターリバーンも攻撃されることになりました。
それから20年間、米国は2兆ドルを費やして、アフガニスタンの新しい政府をつくってきました。米軍兵士も3千人以上死亡しました。その20年間の国造りは、ほぼ不毛であったことは、今回、アフガニスタン政府軍が戦いもせずに雲散霧消してしまったことが雄弁に物語っています。そして、アフガニスタン人は20万人以上が戦争で死亡しました。
米国は、こぶしを振り下ろしたかっただけなのに、その後の流れで2兆ドルを費やし、あまり実りのない不毛なことをやっている、というのは、もう何年も前からわかっていました。バイデン大統領も、10年以上前からこの不毛さにウンザリしていた1人で、今回、アフガニスタンの国造りにはもう関わらない、ということを断言しました。
米軍の使命「国造りでない」とバイデン氏
https://nordot.app/800097175498162176?c=113147194022725109
米国は何がしたいか自分たちもよくわからないまま20年間戦争をして、2兆ドルを使って成果のあがらない国造りをしてきました。消えた2兆ドルは、国外逃亡した傀儡政府の幹部たちが、スイスなどに蓄財しています。
米国は、ベトナムでもイラクでもそうでしたが、国造りをする覚悟などありませんでした。アフガニスタンは、ターリバーンが普通に受け入れられてアッという間に全土を掌握できるような社会なのですから、米国が造りたいような米国好みの近代国家をつくりたければ、まずそこにある地域共同体、家父長制、伝統、宗教などを潰さなければ無理です。ちょっと女子教育をしたくらいで変わるものではありません。
そういう覚悟も無い米国が、アフガニスタンに手を出して、何もできないまま去っていくことになりました。
例えば
>>>タリバンの源流についてイスラム原理主義の「ムジャヒディーン」と呼ばれる人々が蜂起し、ソ連との間で激しい戦闘を繰り広げた。
このムジャヒディーンのメンバーが独立して立ち上がった組織こそ、後のタリバンだ。
などがそうです。
確かにタリバンの創設者ムハンマド・オマルもムジャヒディーンの兵士として従軍した記録はありますが、タリバンの源流はむしろ逆のところにあります。
1989年にソ連が撤退すると、ムジャヒディーン達は軍閥化し、アフガニスタンは分裂。壮絶な内戦に突入します。
神学校の教師をしていたオマルはこの軍閥化したムジャヒディーンが人々を苦しめているのだと考え、ムジャヒディーンの武装解除と解体を標榜して、1994年11月に神学生ら20人とともに蜂起しました。これがタリバンです。
そもそもムジャヒディーンを解体するために蜂起した組織を、そのメンバーが独立して作った組織と説明したら、なぜタリバンが20年前も、そして今回も国民の支持を受けたのか、その理由が全くわからなくなってしまいます。
一方アル・カーイダは間違いなくムジャヒディーンが源流の組織ですが、アフガニスタン人の組織ではなく、パキスタンとアメリカが支援するソ連と戦うための外人部隊“アクダル・アブ・ヒダマト(MAK)“を母体とする組織です。
創始者のウサーマ・ビン・ラーディンの実家ビン・ラーディン財閥はこの組織の有力なスポンサーの1つでした。
ソ連軍の撤退によってMAKは用済みとなっていましたが、ウサーマはこの組織を乗っ取り、ソ連だけでなく世界中のイスラムの敵と戦う組織に鞍替えしたのです。
MAKがアル・カーイダに鞍替えしたのは、タリバンと同じ1994年のことでした。
こうしてみるとこの2つの組織は同じイスラム過激派に見えて、出生も、目的も全く違うことがわかります。
又両者ともスンニ派ではありますが、宗派は異なり、タリバンはハナフィ法学派に属するデーオバンド派、アル・カーイダはハンバル学派に属するワッハーブ派で、教義自体や過激さもだいぶ違います。
日本人には直感的に理解しずらい世界ではありますが、できるだけ単純化せず、正しく理解するように心がけたいですね。
ただ、一連の報道を見ていると
・タリバンとは、そもそも誰なのか
・アメリカ軍はなぜ駐在していて、なぜ突如、撤退するのか
・今後の国際社会への影響は
といった疑問がつきません。こうした「そもそも」の部分を基礎から解説します。ぜひご一読下さい。
蛇足ですが…
シルベスター・スタローン主演の「ランボー3怒りのアフガン」の舞台でもあるアフガニスタン。
米軍の大佐が、侵攻してきていたソ連軍の捕虜になってしまい、それをランボー(スタローン)が助けに行くというものです。
一人で強大なソ連軍に立ち向かうため、当然ランボーは苦戦を強いられますが、そこで助太刀してくれたのこそ、タリバンの源流で、この記事にも登場するムジャヒディーンです。
映画の最後、エンドロールの直前には、憎きソ連に対して一緒に戦ってくれたムジャヒディーンに対して「この映画を勇敢なムジャヒディーンの戦士に捧ぐ」(THIS FILM IS DEDICATED TO THE BRAVE MUJAHIDEEN FIGHTERS OF AFGHANISTAN)というメッセージが映し出されます。
ムジャヒディーンに参加していたメンバーの一人こそ、後にタリバンを発足させる悪名高きテロリスト、ムハンマド・オマルです。
映画はアメリカという国家の「公式見解」ではありませんが、国際政治の舞台において普遍的な「正義」というものがいかに乏しく、すべてがその時時の損得、リアリズムで動いているかを知らしめるエピソードだと感じます。
カリフォルニアにいて、朝起きた時ホストファミリーが出かける支度もせずにテレビにくぎ付けになっていたのをよく覚えています。英語もニュースがよく聞き取れず、その日学校に行くかどうか聞かれ、ホストシスターはこわいからいかないと言ったけど私は確かホストブラザーと一緒に行ってみたと記憶しています。
いつもより人数は少なく、Englishの授業で、先生が「今日の攻撃に対して、どうしたらいいと思うか」というようなことを生徒に投げて、いつも一番よくしゃべるアジア系の男の子が「やりかえせ!攻撃するしかない!」と喚いていて、当時よく状況がつかめていなかった私は「まずは何故この人たちが飛行機で突っ込むに至ったのかを考えなくてはいけないのでは…」というようなことをモゴモゴ言ったものの、「そんなこと言ってる間にもっとやられるから、叩きのめさないといけない」という男の子の主張に教室全体が呑まれていく(といっても本当に数人しか出席していなかったし、何人かはこの日も普段も発言を一切しなかった)、先生もそれに対して何も言わなかったのをよく覚えています。
直後のアメリカ(の学校)はそういう空気。当時「高校卒業したら何もすることないからアーミーにでもいこうかな」みたいな男子学生たちもいたのですが、そういう人たちが送られていたかもしれず、また多数の市民が巻き込まれていった、そしてその20年後がこの結果かと複雑な気持ちになります…。
同国は失敗国家であると同時に、周辺地域の緩衝国家でもあります。然るに、どのアクターもアフガニスタンという枠組みそのものは維持しようとしています。
つまりロシアを筆頭に、国境を接する中央アジア諸国やパキスタン、イランなどは、その実としてアフガニスタンが保たれることを望む反面、特定の国の影響力が強まることを必ずしも良しとしないはずです。
アフガニスタンに中国が手を差し伸べたところで、出方を間違えると泥沼にハマります。また影響力を高めたからと言って、周辺諸国(特にロシアと中央アジア諸国)が歓迎するかは微妙なところではないでしょうか。そうした力学を一帯一路という曖昧な拡張観から説明することに、私は無理があると考えます。
【①一定の出来レースに見える】
記事にもあるように米国は元々撤退を進めていた。また、戦闘ではなく掌握であって、死者はあまり出ていないと報道されている。米国としても掌握されないように戦う選択肢もあるが、撤退を止めたり更なる泥沼になるコストをかける合理性がないという理解。
だから、お互いの均衡点として、撤退を邪魔しないし、掌握も邪魔しないという状態なのだと思う。ただ、米国が撤退してからではなく、撤退しているプロセスのさなかというタイミングだったたのはどうしてだろう。タリバンとしては、「戦って勝った」わけではないのだが、多少そういう雰囲気を今後の正当性としてほしい?
【②でも民衆は制御不能】
いくつかTwitterのご紹介。空港はカオスに見える。この方たちがあわよくば乗り込んで逃げようとしているのか、それとも一種の祭り的にやっているのかは分からない。
ただ、タリバン自体が各国の撤退を攻撃する意図はなくても、こういう状況であればどういう「事故」がおきるかも分からない。
https://twitter.com/ahmermkhan/status/1427122053212098560
https://twitter.com/towersight/status/1427202828515303425
https://twitter.com/towersight/status/1427194841042243584
【③各国の思惑のはざまで】
米国は元は対テロ(アルカイダ・オサマビンラディン)という「米国内への正当性」があったが、長くなればコストも死者も増え、厭戦ムードとなる。一方、記事にも中国との会談が出ており、長い文脈ではロシアも関わる。
米国は、再度ISなど含めたテロがあれば、国内での正当性(≒選挙対策)が変わるし、また女性・教育といった人道観点がどうなるか。でも一度撤退したのに再度というのは実際のおカネだけでなく、ポリティカルコストも大きい。
中国・ロシアも、自国の掌握内ではないなかで関係性を深めすぎて、米国との対立軸を無駄に増やしたくはないだろうが、一方で広義の戦い・競争で有利なポジションを作りたい思惑もあろう。
結局そのはざまで不安定な状況が続き、民衆が被害を受ける構造に見え、悲しい。
米国は20年間で、米兵2300人が犠牲になり、2万人以上が負傷。1兆ドルの戦費とその数倍の負傷兵への医療費や障害補償。この戦争で米国が得たものは何だったんだろう? アフガニスタンは大英帝国、ソ連に続いて米国も打倒。凄いなw
地理的に、イラン・中央アジア・インドの間の要衝であり、何度も侵略を経験しており、人の流れが多く、多民族国家を構成しています。互いに、あるいは外部との戦いを幾度となく行なっており、街や家も防衛を考えた上で作られてきました。さらに、地形的に山岳地帯が多く、軍事作戦や支配が難しいとされます。
15日に発出された共同声明にはG7・EU・韓国・欧州主要国・アフリカや中南米諸国、そしてイラク・クウェート・イスラエルなどが名を連ねる中で、記事に出てくる中国は署名していません。米国が生んだ力の空白、しかも自国やライバルであるインドに隣接するこの国に対する影響力行使を狙ったものです。
しかし、それでも米国は現状方針を維持することを表明しています。兵士帰還の世論などもありますし、「アフガニスタンに資源を投下するほど中露が喜ぶ」というようなことをバイデン大統領が言っていますが、まさにそのような戦略的・大局的観点もあってのことだと思います。アフガニスタンに20年で使った830億ドル以上は水の泡となっても、切るところを切ることを優先しましたね。
(逃亡した)現政府下では、治安維持などの公共費の80%以上を外部からの資金援助などに頼っているので、今後の国民生活は心配です。
9.11の当時は中学生で、社会科の授業で時事問題のほとんどはアメリカと対テロ、アフガニスタンとイラク戦争に割かれた印象が強く残っています。それ以来、アフガン情勢にはすっかり疎くなっていましたが、タリバン復権と聞くだけで反射的に不安になります。
NATOのコソボ空爆も含めて、アメリカが世界の警察と言われた時代が終わりに近づいていることを感じます。そしてここでも中国か…