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アンワールが首相になれば与野党逆転の18年マハティール、20年ムヒディンに次ぐ政権交代ですが、その可能性は微妙。アンワール率いる野党連合の議席は88議席。マレーシア下院の総議席数は222で過半数に23議席足りない。なお、与党を支持しないとしている勢力が、手元の計算で6政党と無所属で32議席。これがアンワールにまわれば与野党逆転に見えますが、この32議席は必ずしもアンワール支持ではない。

与党は現状12政党と無所属を加えて合計100議席と推定。主にムヒディンらの3政党からなる国民連盟50議席、イスマイル・サブリらの4政党からなる国民戦線27議席(下記ザヒドグループを除く)、5政党から成るサラワク政党連合18議席という3つ勢力。

政権を維持するには+11議席。上記の32議席が重要となる。ここに、ムヒディンを支持しないとした与党の統一マレー国民組織(UMNO)のザヒド総裁率いる15議席程度とみられるグループがある。UMNOを割って出てきたわけではないので、UMNOからの首相であれば支持表明の可能性高い。これが加わると過半数を越える。後継首相に名前が挙がっているイスマイル・サブリ副首相はUMNO所属でザヒドグループが戻る可能性。

以上、与党の3連合勢力と野党の1連合勢力が大きく変わらないという前提を置いた最低限の推論。

32議席の連合を組んでいない諸勢力のうち、数があるのがUMNOザヒドグループ15議席、サバ伝統党8議席です。マハティールの闘争党は4議席と小さい。細かな勢力を集めるとキャスティングボートを握る可能性も残されるが限定的。

今の役職をみれば順当なのはイスマイル・サブリ副首相の昇格。ムヒディンを支持しないとしたザヒドグループがイスマイル・サブリを支持すれば、順当な人事に収まる可能性が高いです。しかし、ムヒディンは別の政党であるため、同党がこの人事を良しとするか否かもポイント。ただ、下野すると閣僚や利権を失う。また、いったん裏切った野党に戻りアンワールを支持することも難しい。

他の人物は決定打に欠く。アンワールは過半数問題、ヒシャムディンはコロナで難しい局面かつ短命首相をやる意味がない(党内序列でも今すぐにトップは微妙)、ラザレーは流石にもう・・・。

が、政治はどの国も同じように一寸先は闇。実際にはどうなるでしょうか。しばらく目が離せません。