小売店での新技術、客は必ずしも望まず
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実際顧客の利益に通じるものであれば、利用させてみれば価値は理解されいずれ勝手に顧客が求めるようになるだろうが、問題は事業者側の都合で導入し、顧客には大した利益が発生しないものの場合。
新しい技術の利用を顧客に求めるときは、なにかしらのインセンティブが必要、ということだね。EdyやSuicaと異なり、わざわざQRコードを読ませなきゃならない消費者にとってはめんどくさいPayPayがここまで消費者に広まったのも、PayPay祭というインセンティブがあったから。新しい技術の利用で事業利益が何かしら見込めるなら、当面のインセンティブぐらい何でもないはず。
注目のコメント
これは「イノベーターのジレンマ」の本質、つまり「顧客は変わりたくない」という非常に重要なポイントです。ただ、クリステンセン教授の言う通り「顧客の声を聞きすぎると失敗する」ので、バランスというよりターゲットとアプローチが重要ではないかと思います。
最初は抵抗感があってもそれに慣れるともう元には戻れなくなり、今までのサービスが一気に陳腐化してしまいます。Amazon Goを体験したときにそれを感じて大きな危機感を感じました。
Iphoneも最初に出たときに「誰が使うか」と言ってた日本人が沢山いました。良いサービスと信じたものを作っていき、それを伝える努力をしていくという事ですね。