【栗野宏文】日本人が誤解してきた「本当のノームコア」
NewsPicks編集部
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注目のコメント
栗野さんのノームコアについての考察は、2時間のインタビューの中でも抜群に興味深い内容でした。
10年前のノームコアがある種の憧れによって生み出されたブームで、コロナ禍における人々の心理こそが、本当のノームコアだという話には説得力があります。MBさんもおっしゃっているように、流行というのは人とちょっと違う、というところを起点にして広がっていくもの。あまりに外れすぎるとただの奇抜になってしまうし、変わらなすぎても普通になってしまう。
ではダイバーシティの時代では皆が完全に異なる服を着るのか?そうした要素は強くなっていくのかも知れませんが、それでもある種の流れ、といったものは無くならないのではと思います。服が好きな人は自ら選択して個性的な格好をしていくでしょう。一方でそこまで服のことは考えたくないけど、オシャレに見えたい、ような人はそうした流れに身を委ねて、最低限の流行は抑えにいく。
また、サスティナビリティという観点では、素材に地球に優しいものを使っている以外にも、末長くモノを持って使っていくことも含まれます。少々値は張るけれども、お気に入りの1着を買って愛でる。そうした趣向はあるかもしれません。前回に続き、非常に興味深い内容でした。
少し前、洋服を定価で買うのが馬鹿らしいと思う時期がありました。
いまは、少量生産で、定価でしか手に入らないものを購入する機会が増えました。
外的要因(収入の変化など)もありますが、大量生産へのアンチテーゼがあったように思います。
コロナ以降、スニーカーで通勤する人を多く見かけるようになりました。私もその1人です。「皆んなと同じ」から「自分が思う良いもの」への変化を感じます。