2021/8/19

【完全理解】戦略の前に「経営の九九」を身につけよ

NewsPicks ジャーナリスト
世の中には、伝説の経営者や投資家、専門家による「経営論」が数多く存在する。
ただし、その多くは「金言集」だ。一定の真実味はあるものの、「経営理論」と呼べるほどの普遍性・再現性がないものがほとんどだ。
とはいえ、金言には人の心に訴えるものがある。それゆえ、「金言の湯」に浸ると、つい「学び」を得た気分になってしまう。
一方で、経営理論は「使いにくい」という声もあるのも事実だ。企業経営研究の一線を歩む研究者は、この点をどのようにとらえているのだろうか。
そこで、日本でもっとも国際的に著名な研究実績を持つ一人、清水勝彦氏にインタビュー。
慶應義塾大学ビジネス・スクールの教授である清水氏は、NewsPicksでおなじみのプロピッカーでもある。
「『基礎は簡単』こそ、大いなる誤解」と説く清水氏に、最低限踏まえておくべき経営理論のイロハについて聞いた。
INDEX
  • 経営理論の「3つの誤解」
  • 「痛み」なくして戦略なし
  • 企業戦略の「はじめの一歩」
  • 「九九」のように

経営理論の「3つの誤解」