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都民、夜の街、パチンコ、飲食店、政治家、オリンピック。
いろんな敵を作って自分だけは正しいと、相手を批判。
誰かは誰かの役に立っているし、誰かに迷惑をかけているかもしれない。
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五輪中止って言ってた人が、「帰省あきらめて」という都知事に怒るのホントおもしろい。コロナを気にかけてるわけじゃないんですよ、あの人ら。
オリンピックには、賛成反対かかわらず、一人あたり少なくない額の税金(国税・地方税)が投入されているのですから、国民すべてがステークホルダーです。なので、それぞれの立場で言いたいことは言っていいと思います。

オリンピック開催と感染拡大防止の自粛呼びかけは関係ないという意見もありますが、スケボー競技を橋の上から見ていた人に、密にならないよう呼びかけることしかできない法制度の国だという認識がまず必要で、そうした人々を強制排除する姿勢を行政・司法が見せられないのなら、「何で自分たちだけ我慢しなければいけないのか」と思う人が出てきてもおかしくありません。人流抑制に本気なら、適用法を洗いざらいチェックして、都境・県境で移動者の一斉検問の実施を検討するといった政治的ジャブを打つことも、行政側の姿勢として見せられたかもしれません(実際は最高裁判例で実行は難しいし、知事には警察の指揮権がないので無理筋ですが)。都民国民の不満が溜まっているところに、上から「諦めて」という言葉を投げつけるのは、リスクコミュニケーションとしてもよろしくないと言わざるを得ません。

それにしても、政治家をはじめ、社会に影響を与えられる有名人の言葉が最近特に軽く、かつ乱暴になっている気がします。国民の共感を呼び覚ましまとめさせる熱意と信念、哲学が感じられる発信が、こうした人から感じられないのは、「一部のコアな支持者がいればいい」という流れの証左でしょうか。その意味では、いわゆる「炎上商法」的行動も、良い悪いの判断は別として、合理的なのかもしれません。
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