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米CDC、コロナワクチン追加接種を承認 ファイザーとモデルナ製

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    Stanford大学 博士研究員(免疫学)

    臓器や骨髄(造血幹細胞)の移植後に拒絶反応が起こることがありますが、これは免疫細胞が引き起こす反応です。これを抑えるために免疫抑制剤が使用された時、拒絶反応だけではなく病原体やワクチンに対する免疫応答も抑えられます。
    今回の承認はそういったワクチンに対する免疫応答が低いと考えられる方々へのもので、アメリカの成人の3%弱を占めるとのことです。
    Reuters英語記事
    https://www.reuters.com/world/middle-east/us-fda-authorizes-covid-19-vaccine-boosters-immunocompromised-2021-08-13/

    FDA news release
    https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-fda-authorizes-additional-vaccine-dose-certain-immunocompromised


注目のコメント

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    専修大学 商学部教授

    デルタ株のような感染力の高い変異株への対応には、3回目の接種により対応できる可能性があるとの考えを、CDCが公式に判断したことがわかる記事です。現在は「免疫力が低下している方が対象」としていますが、リスクとベネフィットのバランスからの判断と思われるため、今後臨床成績が充実すれば、また感染が再拡大すれば、対象が拡大される可能性が高いと思われます。

    ファイザー社は、2020年7月~21年3月に米独など6カ国4万人以上を対象に実施した追跡調査に基づく結果として、有効率は「1回目接種~10日後」の期間に18.2%が、「11日後~2回目の接種」に91.7%と急上昇。「2回目の接種1週間~2カ月後」に96.2%でピークに、その後「2回目の接種から2~4カ月後」には90.1%、「4~6カ月後」には83.7%と減少。一方、重症化防止の有効率は、2回目の接種から8カ月が経過しても96.7%と高水準に維持されると発表していました。

    「ファイザー有効率8割に低下か 2回目接種の4カ月後以降」(毎日新聞 2021月7月29日)
    https://mainichi.jp/articles/20210729/k00/00m/030/073000c

    また、ファイザー社とビオンテック社は2回接種後の方を対象に、3回目のブースター接種を臨床第1/2/3相試験として実施、初期の結果を公表していました。

    「野生株とベータ株に対する免疫原性は、 2回の初回投与後よりも5〜10倍高くなり、3回目の投与はデルタ株に対する中和力価を誘発し、2回の投与後よりも若年層で5倍以上、高齢者で11倍以上高いことを示した。」

    蓄積されたすべてのデータは、すでにFDA(米国食品医薬品局)、EMA(欧州医薬品庁)、およびその他の規制当局と共有されているとも公表しており、そのような対応によりFDAからの「3回接種」の早期承認につながったものだと思われます。

    3回接種のデータ(7月28日公表時)は以下の通り。
    Second Quarter 2021 Earnings Teleconference(スライド26~27枚目)
    https://s21.q4cdn.com/317678438/files/doc_financials/2021/q2/Q2-2021-Earnings-Charts-FINAL.pdf


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    Daddy Support協会 代表理事 産業医・産婦人科医・医療ジャーナリスト

    これ自体は医学的には妥当な判断です。新妻先生のpickに原典含め載せておられます。

    問題はここからでしょう。
    このような免疫抑制がある方々は公衆衛生的観点からも追加接種は許容されると思いますし、人口の3%に対する単回の追加接種であり供給全体へのインパクトも大きくはありません。
    しかし発展途上国では1回目接種も満足にできていない国があります。日本ですら未だに希望する方全員が打てている状況にはありません。
    WHOも危惧していましたが、このブースターショットを契機に、先進国で一般成人にも3回目、といった事になれば大きな問題が生じます。

    感染症の鎮圧にワクチンの効果が重要なのはいうまでもありませんが、国家単位でのみ摂取率を上げても、他の国で接種できていなければ国内に持ち込まれるリスクは高いままです。
    人口数からしてもアフリカなど発展途上国は多く、また治療設備からもより予防の効果が重要になる事を考えれば、私は先進国の3回目接種より世界的な2回接種率の向上が重要だと考えています。

    また政治学的なリスクもあります。
    中国はワクチンを盾にアフリカに外交を展開しているのは事実ですし、そのワクチンを導入した国で、感染予防効果が不十分で結局、ファイザーやモデルナ製のものをあらためて接種したという事例もあります。
    米国はじめ先進国がブースターショットを優先し、発展途上国などへのワクチン供給が滞る様な事になれば、中露などからすれば自国ワクチンを売り込むいい機会になります。

    開発した国や購入力のある先進国が先に2回接種を終えることは、まだ現状許容しても良いかも知れませんが、3回目についてはこの辺り含めての検討が必要です。


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