中国CATL、電池生産能力増強へ最大90億ドル調達を計画
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欧州のLCA規制導入見込みを考慮すれば、早いうちに欧州域内にCATLはギガファクトリーを増やしたいことは十分予想されます。
また中国国内でもEV向けに更なる生産量も求められ、かつLFPの増産も必要になって来ます。
そしてどこまでの段階にあるのか不明なナトリウムイオン電池も量産に向けて投資が必要に。
北米や日本で投資が出来ないのもあって、今のうちに欧州で拠点を確立しなければならないとも言えるので、先立つものを調達して欧州で必要とされるEVバッテリーのシェアを確保したいのだと思います。
現地工場のエンジニアをどうするのか、資源調達先をどうするのかなど不透明な点は多々有りますが、CATLが欧州を無視できない以上、投資額は更に増えることも考えられます。
また資本増強はNIOのバッテリー資産会社への出資も関係しているのかもしれませんね。高価なバッテリーを売らずに使用量ベースか期間定額で回収するということは、どこかしらに資産計上しなければなりませんので。今の電池業界は、チキンレースの様相ですね。
以前の半導体業界と同様、立ち止まると負ける状況。
今後、供給が需要を上回ると、以前の太陽電池業界のようにトップランナーが転ぶ可能性もあります。