東芝、3年ぶり黒字確保 4~6月期、稼ぐ力課題
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東芝は、成長事業(ヘルスケア)と高収益事業(NAND型フラッシュメモリ)を売ってしまいました。これからは、成長が期待できる製品分野への投資が必要でしょう。
30年前、総合電機の東芝の利益構造は次のような形でした。
・定常的に稼ぐ 家電
・好況時に稼ぐ 一般産業向けの広範な製品群
・不況時に下支え 公共インフラやエネルギー
・独自のサイクル 半導体(D-RAM)
家電は超円高に耐えられず海外へ移転し、国際競争に負けて撤退。
D-RAMは絶えず更新していく設備の償却が苦しくなり脱落。
他の2つは、かなりの部分が残っています。
緊急対応で不採算事業を整理した結果、
カネカネカネと騒がず着実に経営すれば、静かに少しづつ利益を出せます。
将来向けの投資を地道に続けて、既存事業の刷新も進めましょう。
不正経理を生んだ無理なチャレンジは、現在ではなくなっているらしいです。