大島理森議長が衆院選不出馬へ 議員引退、午後に正式表明
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注目のコメント
文部大臣と科学技術庁長官を5か月だけ務めた際、省庁担当として接しました。当時の第2次森内閣は、省庁統合を目前に控えた期限付き内閣で、当選回数の多い“入閣待機組”に対する在庫一掃内閣とも言われていました。
当時、大島さんはすでに閣僚経験もありましたが、在庫一掃と言われていることを逆手に取り、お酒の席でしたが記者に対して「自分の時間は限られているから、なんでも言ってこい」といった話をしていたのが印象的です。懐の深さみたいなものがありました。
長く国対政治家で、密室政治の象徴ではありますが、与野党に太いパイプを持ち、コミュニケーションの中で野党側の意見も法案に盛り込んで、国会を通していく、稀有な政治家でもありました。毎日新聞の大先輩だから、というわけではありませんが、バランス感覚があり、誠実な人柄で、三権の長として、その務めを果たしていたと思います。野党からも一定の信頼がありました。記事にもある通り、衆院選挙制度改革を巡る「1票の格差」是正や、上皇さまの天皇退位に関する特例法制定の国会論議で主導的な役割を果たしたことは大きな業績です。ただ、ひとつ注文するとすれば、与党が憲法に定められた臨時国会の開催を完全スルーしたことに対しては、もっと物申してほしかったと思います。国会が憲法の規定を平然と無視することは本来は許されません。
74歳で引退とは清々しいと思ってしまいましたが、一般社会で言えばありえませんよね。
若年層の被選挙権を年齢が理由に禁止するなら、頭の回転も遅い、人によってはボケも進んでいる人も多いので、高齢者の被選挙権も制限すべきですね。
でなければ少なくとも被選挙権は18歳引き下げを希望するところです。