リスキリングで挑む(上)成長のカギ「学び直し」に
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本日の日経のトップ記事。「技術的失業」の脅威が迫っている中、世界各国の政府や企業がリスキリングー学び直しに注力することで、成長が見込まれる領域の人手を確保し、失業を減らしていこうとする動きがある。人工知能(AI)の普及や自動化の進展で人間の仕事の多くが機械に代替される一方、データ分析やサイバーセキュリティーなど新しい仕事は担い手が不足する。
シンガポールでは、人口の約1割が国の支援制度を利用したと記事は指摘する。
会社の中でも必要とされるスキルや能力に大きなシフトが必要とされ、実際私の勤める会社でもリスキリングを行う会社をグループ会社化した。中小企業も含めた国全体でこのような取り組みを行わないと、今後グローバル企業の拠点としての日本の魅力度はどんどん下がるだろう。
With コロナの成長戦略を描くうえでも、リスキリングなしに未来図を描いたとしても実行の担い手が足りなくなり、破綻する。まさに40代から60代のリスキリングは待ったなしの緊急の課題だと思う。
注目のコメント
パンデミックからの経済復興に向けて、デジタル関連など成長分野へ人材をシフトさせる「リスキリング(reskilling)」に関する記事です。
パンデミックで拡大した格差を放置すれば、回復を享受できる人たちとそうでない人たちに分かれ、格差が拡大・悪化する「K字型回復」に陥りかねません。
社会経済が受けたショックから回復するだけでなく、より公正で持続的な社会へ「再構築」する必要があります。
そこで重要になるのが「リスキリング」ですが、日本ではまだその言葉の認識も十分でないかもしれません。
例えば、これまで広がってきた「リカレント教育」は、一般的に、教育と就労のサイクルを繰り返すシステムをいいますが、「リスキリング」は、就労しつつ職業で必要とされる能力を更に高めていくことです。
リスキリングに関する啓発にもつながるという意味で、今回の特集記事を歓迎します。
なお、記事中盤では、世界経済フォーラムの調査分析も紹介されていました。本当に「技術的失業」は待ったなしだと思います。
日本の国の経済成長をこれ以上低迷させないためにも、各企業の経営陣が「リスキリング」により社員のデジタル化を推進し、その人材をもとに新規事業を展開するように業態変換をしていかないとどんどん立ち遅れて行ってしまうと思います。
DXと称して、経営変革を進める中に「人材育成(リスキリング)による社員のデジタル化」を是非考えていただきたいと思います。