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武田と京大がベンチャー iPS医療、26年上場へ

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    TAZ Inc. 代表取締役社長

    日本のiPS研究は投下した研究費のわりに成果が出ていないと言われることもありますが私はそうではないと捉えていて、iPS細胞の活用と一言にいっても①iPS細胞を活用した基礎研究、②病態を再現したiPS細胞を使った創薬研究③iPS細胞から分化した細胞を患者に投与する再生医療、と用途が色々あり、特に①の基礎研究や②の創薬研究では多くの研究成果が出ている状況です。本記事で言及されている「実用化」と指しているのはまさにこれからの分野である③の臨床応用であり、この分野は①②以上に大きな投資が必要なものの、今後承認されていくと大きく伸びる領域だと期待しています。


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    専修大学 商学部教授

    武田薬品工業は、海外での研究拠点を拡充する一方で、日本での自社研究拠点であった湘南研究所の跡地を(名称に「武田」を冠さず)「湘南アイパーク」と名付け、インキュベーション施設として、同業他社やベンチャー企業のテナントを募集し、デベロッパーに近い事業を行っています。

    行政や大学ではなく、一企業がこのようなインキュベーション施設を設立運営することは日本では極めて珍しく(少なくともこの規模としては日本最大で)、地元神奈川県や藤沢市、鎌倉市は、行政負担なしにこのような施設ができることにはメリットが大きいことから大歓迎で迎えました。海外の企業では、日本に先行して2000年頃よりこのような例がありますが、アイパークのように純粋にテナント運営色の強いものについてはほとんど例がありません。この「アイパーク」前にはJR東海道線新駅(村岡新駅)も作られることが決まり、このエリアの発展が期待されています。

    製薬企業におけるオープン・イノベーションのモデルとして注目が集まっているものですが、同時に同社の日本における実質的な研究機能の海外への移転が伴っていることについては、あまり話題になっていません。これまでの日本での研究活動については、大半の研究員を同社が出資する別会社に移籍させる一方、海外を中心に広く企業提携や買収の手法により必要な研究資源を獲得する「研究戦略」を進めています。

    同社は、2015年より、iPS細胞技術を創薬開発に繋げるために、アイパーク(当時は武田薬品湘南研究所)内に京都大学iPS細胞研究所との共同研究施設を開設していました。現在までに総額200億円程度にのぼる研究資金の提供に加え、アイパーク施設への「入居」と「インキュベーション(事業化サポート)」を提供していました。

    今回の共同研究施設のベンチャー企業化は、武田薬品側からすると全面的な研究援助からの後退とみられ、京都大学からすると実用化研究を継続させるための方向転換になります。


  • WithMetis 代表取締役 理学博士(物理学)

    武田は、2010年には、研究のリソースを大阪やつくばの研究所から湘南の研究所に集約と言っていたのに、そこから方針を転換し、数年前から会社の本体から研究のリソースを切り離し、垂直統合のビジネスを改める動きを進めています。2017年には、研究部門をアクセリードとして、スピンアウトさせています。
    https://www.takeda.com/jp/newsroom/newsreleases/2017/20170710_7784

    武田は、欧米のビッグファーマと並ぶ方向に完全に舵を切ったということの表れだと思います。ビッグファーマは、垂直統合のビジネスモデルから(特に、生物医薬品については)投資会社的な側面を強めています。

    シャイアーの買収後、現在、株価は低迷し短期的には、買収は評価されていないように思います。果たしてそれは、適正なのでしょうか?中期的には、希少病をはじめとした新薬のパイプラインは拡充され、アメリカのFDAからナルコレプシーに対する大型新薬もブレークスルーセラピーの指定を受けました。こちらの売り上げは、「NT1だけでピーク時30億から40億ドル(3300億から4400億円)」と言われており、株価の低迷は、行き過ぎである可能性は、十分にあると思います。
    https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/21/06/28/08321/

    ただし、さらに長期には、研究部門をあまりにも多く外部へ出してしまうと投資の精度が悪くなり、じりじり業績が悪くなる可能性もあると思います。
    そのさじ加減は、わかりませんが、仮に外へ出し過ぎてしまった場合、武田の株主にとっては問題でも、新規に参入してくる企業にとっては、朗報でしょう。武田が外へ出した国内トップで世界でも通用する技術が他の企業からもアクセスできるのですから。これにより、自社の強みに加えて、不足している部分は、武田の技術や経験を使うことが可能になります。

    創薬への新規参入の障壁は低くなっていると思います。

    iPSの再生医療への応用については、がん化がどこまで押さられているか、心筋細胞や、すい臓のβ細胞にどれだけ近い細胞に分化誘導できているかが、焦点となります。


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