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旧日本軍がソ連軍に大敗した1939年のノモンハン事件。実は現場の日本軍情報課の特務機関は、緻密なシギント(通信傍受や諜報)活動をして、ソ連軍の動向をつぶさに把握して適切に分析していたことが明らかになりました。ところが、エリート集団、関東軍作戦課は「情報課の情報をあてにしなかった。そして作戦課が自分の情報で、自分で判断をして、作戦を指導したこと」が敗北につながったようです。「日本軍の作戦参謀というのはいつも、陸軍大学校で成績の良い、優秀な人が作戦参謀になって、二流の人が情報参謀になるという昔からの習慣があった。その習慣が、とかく作戦参謀を自信過剰な状態にもっていったんですね」という元参謀本部幹部の言葉は、今にも通じるものがあるような気がします。15日は終戦の日。いろいろと考えさせられる記事です。