9年でも道半ば。躍進する「ダイキン」を支えた、デジタルコミュニケーション改革とは
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日本の製造業の中でひときわ輝く業績を残されているダイキンさんの9年にわたるデジタルコミュニケーション改革を取り上げていただきました。
好業績の背景は私が語るまでもありませんが、長いご支援の中で感じるのは、短期成果への執念と長期の視点が両立していることの凄み。
デジタルはスピードの側面に焦点が当たりがちですが、影響が広範囲にわたるので、全体を俯瞰してじっくり進めることも忘れてはならないと思います。
注目のコメント
「各国要望とのバランスを取りながらグローバルWebガバナンスを如何に進めていけば良いか?」に悩まれているWeb担当者の方にはダイキン様の一連取り組みは非常に参考になると思います。
分権型のWebガバナンスは、一歩間違えると各国の個別最適に陥りやすいのですが、本社/各国双方の要望をバランスよく実現する手段としてローカルサイト支援キットの考え方は秀逸だったと思います。
各国のWeb活用成熟度に応じて利用形態を選択でき、CMSなどシステムは各国独自のものを活用できるので、統一システム基盤に集約する集権型のWebガバナンスと比較するとコスト、運用効率、各国独自性の尊重などの点で優位性があります。
各国に抵抗される要因の一つである「システム」には干渉せず、「コンテンツ」と「使いやすさ」を重視したことが支援キットの成功要因として大きかったと思います。BtoB企業に特化したデジタルコミュケーション支援を手がけるイントリックスがお届けする連載「BtoBをアプデする」。2回目は、約2兆5,000億円の売上高、業務用空調が世界で40~50%のシェアを獲得するダイキンが、この9年でいかにデジタルコミュニケーションを変革してきたのかを、お伝えします。
グローバル起業であるダイキンのWebサイトは、主だったもので100ほど。これらを、全体的な視点をもちながら、各国の販社の特性を活かすサイトを構築するのは想像するだけで大変です。それに各社がそれぞれ作るとコスト高にもなるし、ブランディングも統率できない。
少し長文の記事となってしまいましたが、BtoB領域エンタープライズのデジタルコミュニケーション変革の一例としてご一読いただけると嬉しいです。