オリンピック 日本選手団“メダル最多の要因は継続的な強化”
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NTCの役割と共に、異種交流は確実に効果あり。ただ、一番はやはり地の利でしょう。今回ほどホームが有利なオリンピックは無かった。為末さんが仰る通り、数に拘りすぎると次でマイナスが来る。今回は純粋に褒めて、喜ぶ。そしてNTCありきの方式が成功だったと讃えれば良いと思います。
中国は13億人、アメリカは4億人。人口比率からしたら競争も激しくなるのでこれから人口が激減して高齢化する日本は単純に全体としては弱くなっていく(勝てる種目が減る)可能性が高い。競技と共に育成と、適性のあるキッズを違う競技に進ませてあげるなど、国としてのスポーツ振興方法に改善が必要だと考えます。
注目のコメント
今回は開催前から条件が不公平ではないかと言われていました。実際にバブルの中に囚われていた海外選手に対し、赤羽の国立科学センターなど日本の施設でトレーニングできた日本選手とは条件が違いました。あまりメダル数にとらわれず世界中から選手たちが来てくれて、今のベストを尽くせたことを讃えるべきだと思います。期待値が上がりすぎると3年後のパリで失望するということになってしまう恐れがあります。
私としては気になるのがパラリンピック選手の強化です。
オリンピック選手の強化は、競技人口が多い中で熾烈な競争を勝ち抜いて選抜された選手達をいかにしてさらに引き上げるかという話になるので、この記事のような強化策は適切でしょう。一方で、パラリンピック選手の場合は選手個人の運動能力は高くても母数が少ないため厳しい競争にさらされていないケースも多く、またパラの代表選手で集まる強化合宿よりも、地元の県で上位の健常者と練習している方が競技力向上に適している場合も多々あります。
東京オリパラが決まってからは、パラリンピックの強化策にも重点的に費用を充て、この記事にあるようなオリンピックの強化策を模倣していますが、果たしてそれがどのような結果をもたらすのか注目したいと思います。2012年ロンドン五輪で英国選手が30個の金メダルを獲得したので2020東京が実現したら同じぐらいはいけるのではないかということでした。8年かけて強化に取り組む目標が立てられた。もちろんご当地なら時差もなく応援もある。残念ながら今回はコロナ禍によって無観客となったのは想定外でした。日本がスポーツ大国となるのは国民の健康レベルの底上げにつながる(国民医療費は45兆円)。そのために自国開催のオリバラを好機と受け止めていただきたい。