スポーツ報道の表現に指針 IOCジェンダー平等促進
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注目のコメント
この問題を解決するには日本人の意識改革が必要だと思います。
長年にわたる習慣で、悪気なく使用している表現も多い。
まずはメディアが率先して新たな表現を発信し、定着化に向けた流れを作ってほしいと思います。まず、本件は容姿等をクローズアップして報道することの是非はメインではなく、あくまでもジェンダーを強調すべきではない(その中に容姿についての記述もありますが)という指針です。この記事の取り出し方では伝わりにくいかもしれません。
組織委員会のページでざっと和訳を確認しましたが、この指針の通り改善が必要だと大いに納得する部分もあれば、ジェンダーを意識し過ぎて逆に不自然に思える箇所もありました。例えば、女性アスリートの場合は活躍の要因をコーチのおかげと強調する報道は避けるべきという記載がありましたが、ニュートラルに見てコーチの貢献にフォーカスした報道をすることも当然あるため、言いたいことはわかりますがちょっとトーンが強すぎるようにも感じます。
また、ママさんアスリートは少し複雑な話で、育児は女性がメインという先入観の下での報道は避けるべきだとは思いますが、男性は出産からの競技復帰を身体的に経験することはできず、現時点では女性選手が出産を経てからも競技復帰可能であることは伝えていく必要がある状況です。
このIOCが策定した指針は先進国基準である印象を持ちましたが、そもそも女性がスポーツをすること自体ができていない国もあり、この指針の真意が正確に伝わるのだろうかと若干不安を覚えたのが正直な感想です。報道とは違いますが、女子ソフトボール日本代表の後藤選手が河村たかし名古屋市長を訪問したときの彼の発言はNGワードのオンパレードですね。
これをあげつらうのは簡単ですが、みんな気をつけないと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3a3b6b258ff8ebd3e1eb265b9443908988a74ca