マネジャーは「わからなかったら遠慮なく聞いて」と言っておけば、人材育成責任を果たしているわけではない
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伝わるまで伝えるのがリーダーのお仕事。
教育ではなく共育。
相手が理解していないのは自分の責任。
人はそれぞれ、受け止め方もそれぞれ。
伝わらなければ伝わる方法を考えるしかありません。
リーダーにしてはいけない人の言葉。
「前に言いましたよね」「こんなこともわからないのか」etc…
これらは責任を放棄した、他責を常とする方のお言葉です。
そして、見たことがある、知っている、理解している、教えられると段階があります。上記の方々は知っている止まりの方。新人さん達に近づける事はお勧めできません。
「何度でも納得するまで聞いてください」
と言える器になりたいと、私も精進し続けております。
そして言葉は理解できても実際やってみないとわからないことばかりです。言葉の理解で全てが出来るのならば、車の運転にも実技いらないですよね。
そしてリーダーの願いは悪い情報ほど早く教えてくれること。
良い事は後で知ってもよいのです。悪い事は次の手を早急に打たねばならない。それこそがリーダーの仕事。
失敗を真っ先に報告いただける関係を気づくために、共に育つ。
教えさせてくれてありがとうございます。
と思えるようになったら次のステージですね。まず、マネージャーとリーダーは違うんですよね。
そして、育成責任はどちらにあるかと言えば基本的にはマネージャーです。マネージャーはヒトモノカネを集めて配分するのが仕事なので、育成もヒトの調達の範疇だから。
しかし、育成というのは本人のヤル気に依るところが大きく、そうなるとリーダーシップも必須だったりします。
あと、マネージャーが必ずしもプレイヤーとして優秀とも限りませんし、逆に言えば優秀でなくて良い。優秀であるべきはマネジメントスキルであって、他のスキルはそこそこで良いので。
そうなるとマネージャーがトコトン教えるのが良いのかと言えば、それは違うと思います。
マネージャーが育成としてやるべきことは、
・分からないことがあった時に、誰に聞けば良いのかを個別具体的に(例えば分野ごとに)教えておくこと
・もっと言えば、その教えてくれる人と顔合わせのセッティングまでしてあげること
・その上で、不明点が解消されたかを後日ちゃんと本人に確認すること
が大切です。「わからなかったら聞いて」というより、分かっているのは部下の方。
逆に部下に、「分からないから教えて」という上司の方が多いのではないでしょうか。
上司は部下が最大限にパフォーマンスを発揮できるように、フォローしてあげましょう。