経営者を目指す人が学ぶべき、3つの大切なこと
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若かりし頃、稲盛和夫さんを塾長とする「盛和塾」の懇親会で、稲盛さんに文字通り膝詰めで「稲盛さんの言ってることって、ナポレオンヒルと同じようなこと言ってますよね」と恐れもなく聞いたことがある。少しムッとした表情をされて、残念ながら明確な答えは聞かせてもらえなかった。
いや、失礼極まりない。「若気のイタリ」なんてことでは済まされない。今となっては「汗顔の至り」である。
が、世間知らずの20代のボクは、その時、お金もないのに150万円、3年ローンで購入したナポレオンヒルのカセットテープを聞いて「世に中的に、成功している人の言ってることは共通している」と、素直にそー感じたのだ。
23歳で事業を始め、右も左もわからず、キャリアも実績も資金も人脈もない中で、とにかくためになりそうなものには手当たりしだいに手を出した。それはオベンキョーではなく、枯渇した気持ちが単純に「欲していた」のだ。
人は、本心から求めるものしか身に付かない。ノウハウだ、オベンキョーだレベルでやってると、その場凌ぎになってしまう。本質的なことは、無意識レベルにある自らのヨクボウに、どう素直に反応するかではないだろうか。上っ面の、ぺらぺらのオベンキョーならやらない方が、いい。とはいえ、何でも一度はやってみないと分からないのだけれど。
ま、とにかく「やってみなはれ」だ。経営者を目指さなくても、学んでおきたいことが多いと思う。先人の経営者が残す自伝書は、表現は異なれど、経営だけではなく、ものごとの判断や、生き方までを指南する金言集である。壮絶な人生を経て綴られる内容から学ぶことは多い。各人の視界視座の高さから生み出された示唆は、"本質"を見極めている。読んで終わりにするのではなく、自身にトレースして行動変容を試みたい。偉大な先人達も、成功ばかりの経験では決してない。挑戦したからこその"学び"が存在していた筈である。挑戦に繋がる最初の一歩を踏み出す勇気を与えてくれるものとして活かしたいですね。