[ワシントン 5日 ロイター] - 米政府は5日、イランのライシ新大統領に対し、2015年の核合意再建に向けた協議に復帰するよう促し、「外交の窓」が無期限に開かれているわけではないと改めて強調した。

ライシ師は5日行われた大統領の宣誓式で、米国に対し全ての制裁を解除するよう迫った。

米国務省のプライス報道官は「ライシ大統領へのメッセージは前大統領へのメッセージと同じだ。われわれは米国とパートナー国の国家安全保障上の利益を守り、推進する」とし、「イランが外交的解決策を前進させる好機をつかむことを期待する」と述べた。

さらに「イランが早急に核合意再建協議に復帰し、われわれの取り組みを完了させるよう求める」とし、「このプロセスは無期限に続くわけではない」と再表明した。