(ブルームバーグ): みずほフィナンシャルグループは米国のジュニアバンカーの給与を引き上げる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

みずほの米州部門が入行初年度のジュニアアナリストに支払う給与は10万ドル(約1100万円)になると、関係者らは匿名を条件に話した。

みずほの広報担当者はコメントを控えた。

ウォール街では膨大な仕事量をこなさなくてはならない若手の従業員に報いようと、報酬引き上げの動きが広がっており、みずほもその流れに加わった。JPモルガン・チェースやシティグループ、ドイツ銀行、バークレイズ、ラザードなども過去数週間に入行初年度のアナリスト給与を10万ドルに引き上げている。

金融業界で講座や研修サービスを提供するウォール・ストリート・プレップの推計によれば、大手投資銀行に入行して1年目のアナリストが受け取る標準的な基本給は約8万5000ドルだった。これはここ数カ月に給与が引き上げられる前の水準。

原題:Japan’s Mizuho Joins Wall Street in Six-Figure Junior Banker Pay(抜粋)

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