[ワシントン 4日 ロイター] - バイデン米大統領は、駐ポーランド大使に故ズビグニュー・ブレジンスキー氏の息子であるマーク・ブレジンスキー氏を任命した。ホワイトハウスが4日、明らかにした。

ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)加盟国で、西側にとってロシアとの主要な防護壁とみなされている。バイデン氏はかねてから、ロシアと中国の強硬姿勢に対応するため欧州との連携強化を熱心に模索している。

ブレジンスキー氏はポーランド語を話し、バイデン氏が副大統領だったオバマ政権ではスウェーデン大使を努めた。またクリントン政権では国家安全保障会議(NSC)に所属していた。

父親であるズビグニュー・ブレジンスキー氏はポーランド出身で、カーター政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官を務め、冷戦時代に旧ソ連に対し強硬な姿勢を取ったことで知られる。

ポーランドは、旧ソ連崩壊までの40年余り、旧ソ連の影響下にあった。

姉妹のミカ・ブレジンスキー氏はMSNBCの番組「モーニング・ジョー」の共同司会者で、トランプ前大統領と衝突している。