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GDPの順に国家を並べると、下位50ヵ国には合計してもワクチン供給量全体の2%しか供給されていないことが報告されています。

日本のワクチン供給の遅れを指摘する報道も数多くありますが、日本のように、1日平均100万回もの接種をできている国は世界で10カ国もありません。

それほどワクチン供給バランスというのは不公平なのです。人の命がかかった問題であり、何より道徳的に許されない状況だと思います。
とても良いタイミングの発信になった。イスラエルやイギリスなどが3回目のブースター接種に突き進むが、中低所得国ではワクチン接種が進んでいないことから、牽制した。アメリカもバイデン政権はブースター接種に今のところ否定的。これは世界にとって救い。世界中でパンデミックが終わらないと、ウイルスの気まぐれな変異も止まらない。まずは世界中で一回接種を進めないと、デルタ株の勢いも、新しい変異も食い止められない。
記事よりーーーー

 テドロス氏は各国が感染力の強いデルタ株から国民を守ろうとしていることは「理解する」と指摘した上で、3回目接種の一時停止期間を設けることで、全ての国のワクチン接種率を少なくとも10%に引き上げることができると主張した。

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この方針も、実は、ワクチン保有国である先進国達にもメリットがあるのかもしれません。
ウイルスはコピーを繰り返して感染、増殖をしていくので、母数人口が多い発展途上国で感染爆発が起こると、変異株が登場する頻度が増えます。
変異株が登場する頻度が増えると、確率問題ですが、たまたま、強い変異が生まれる可能性も高まります。

強い変異株は淘汰の理論で、従来型のウイルスや今まで強かった変異株をもし凌駕した場合、結果として各国に広がり、支配的な変異株になります。
今まで水際対策で抑え込みに成功していた各地域でも、デルタ株による感染拡大が起こったのと同じことが繰り返されてしまいます。
(事実、インドで初めて確認されたデルタ株は、イギリスで初めて確認されたアルファ株を東京や他の先進国都市で駆逐しつつあります)

となると、有限な貴重資源であるワクチンを『新たな変異株をいかに作り出さないか』という観点も重要になるわけです。

私たちは、ある国・地域に所属していますが、と、同時に、同じ地球でパンデミックに向き合う地球人でもある、と。


人類が、この新型コロナのパンデミックを乗り越えた後、気候変動や森林破壊などによって、新たなパンデミックが起こる周期が短くなるのだとすれば、次のパンデミックに備えて、ワクチンなどの地球規模での再配分の仕組みなどを構築する必要があるのかもしれません。
(CO2排出権利みたいなものですね…)
道徳的に正しくても説得力がないのは、WHOと日本は同じですね。

日本→高齢者を感染から守るために自粛しましょう
WHO→発展途上国の為に先進国はワクチンを譲りましょう

政治は綺麗事ではマネジメント出来ません。

結局、最終的に強国にとってメリットがあれば協力するでしょう。→加藤さんのコメント

若者も、最終的に自分達にメリットがないと協力しないのは、ある意味しょうがないかと
→若者達のメリットを真剣に考えないと
イスラエルやスウェーデンでは3回目の接種がすでに開始した旨報道がありましたし、日本でも3回目の接種について検討されています。
反面日本でもまだ1回目の接種の予約も行えていない特に現役世代も少なくなく、そんな中のWHOの発言。
【イスラエル、3回目接種を開始 デルタ株に対応、60歳以上対象】
https://newspicks.com/news/6065083
【スウェーデン、秋にも3回目接種 80歳以上の高齢者ら対象】
https://newspicks.com/news/6070590
【ワクチン3回目接種検討 変異型警戒、一部費用徴収案も】
https://newspicks.com/news/6064819
ほんそれ。人口100人当たりの接種数だと日本で77、途上国で1.5、私のいるガーナですら(GDP8位/サブサハラアフリカ54ヵ国)4回と壊滅的です。イギリスは当初1回目接種をより多くの人に、広く浅く接種してもらう政策でした(接種間隔8~12週間)。と言うのも、ファイザー/モデルナの場合、1回の接種で感染率を72%下げることができるからです。製造と供給スピードとの戦いですが、1回目の接種をするだけで数週間の時間を買うことができるということなので、とにかく低所得国へ広くワクチンを届けることが急務だと感じます。
COVAXなどを通じて接種自体はサブサハラアフリカでは3月からはじまっていますが、とにかく供給数が足りていない状況です。先進諸国の首脳がリーダーシップをWHOのようなユニバーサルな機関とともに発揮するのは今なのでは無いでしょうか。言うまでもなく、医療体制の脆弱さから、新型コロナにおいて最も打撃を受けるのは途上国というのはインドやタイ、インドネシアの例から見ても一目瞭然です。
https://ourworldindata.org/grapher/covid-vaccination-doses-per-capita?tab=table
https://www.reuters.com/business/healthcare-pharmaceuticals/who-calls-moratorium-covid-19-vaccine-booster-doses-until-september-end-2021-08-04/
https://ourworldindata.org/grapher/covid-vaccination-doses-per-capita?tab=table
https://africa.businessinsider.com/health/how-much-protection-you-get-from-one-shot-of-the-pfizer-astrazeneca-and-moderna/q6ds16z
まあ道徳的には正しいのですが、WHOに力は無くただ呼びかけるだけの組織。日本の分科会のようなもの。あぁ、そういえば尾身会長もWHOにいましたね。

ブースター接種でより感染率が下がるなら、経済を止めたくない国は先に打ちたがるでしょうね。経済が冷えることで死者、困窮者が増えると言われるとどうするのでしょう。どこまで行っても平等にするのは難しい。在るべき論を語るのは簡単なので、何が障壁か、何をやるとそれを超えられる可能性があるか、そうした議論を尽くして欲しい問題。
ワクチン接種の世界的な格差を少なくするためにも、3回目の接種を進めようとしている国に対して、少なくとも9月末までは初めないようにWHOが表明。
日本においても、希望者に3回目接種を進めるよりは、1回目の接種をされていないリスクの高い中年・高年齢者に如何に接種を進め、それを受けて、より若い世代への1回目接種の理解を得ながら全体の感染者数を減らして変異種の発生確率を抑えていくかの方が喫緊の課題と思います。

いい加減、あいまいな「若い世代」という言い方をやめ、年代別での接種割合を公表し、接種が進んでいない世代への個別のアプローチ方法やインセンティブの提示(TVマスコミや担当大臣、専門家記者会見だけでは残念ながら遅々として進みません)をもっと検討すべきです。
確かに世界中にいきわたることは大切ですもんね。でもこれが実現できるなら、世界は平和ですよね…とも思ってしまう。