[3日 ロイター] - 米アパレル大手ラルフ・ローレンが3日発表した第1・四半期(6月26日まで)決算は売上高が大幅に増加した。ロックダウン(都市封鎖)後の高級品に対する需要が増加しているほか、マーケティングが奏功した。通期の売上高見通しも上方修正した。

これを受け、株価は序盤の取引で8%超上昇した。

回復している消費需要の取り込みに向け、同社はブランドのマーケティングを強化。第1・四半期のマーケティング費用はパンデミック(世界的大流行)の影響を受けた前年同期比で2倍、2019年比で約40%増となった。

2022年度の売上高は53週ベースで25─30%増加する見込み。従来は52週ベースで20─25%の増加を見込んでいた。

第1・四半期の純売上高は約3倍の13億8000万ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は12億2000万ドルだった。ポロシャツへの需要が堅調だった。

調整後1株利益は2.29ドル。前年同期は1.82ドルの赤字だった。