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2021年については、原油需要の回復は不均衡縮小に寄与しそうですが、ワクチン格差に伴う先進国と新興国のK字回復は引き続き拡大要因になりそうです。
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経常収支は黒字であれば良いというものではないですが、黒字幅の縮小と赤字幅の拡大を仮に悪化と呼ぶなら、2019年対比で経常収支が大きく悪化した国の筆頭は米国の1,662億ドルで、以下、サウジアラビアの532億ドル、トルコの435ドル、フランスの426億ドル、ロシアの323億ドルが続きます。
逆に改善した国は中国の1,575憶ドルが筆頭で、以下、アイルランドの646億ドル、インドの518億ドル、ブラジルの382億ドル、メキシコの308憶ドル、台湾の291憶ドル、インドネシアの255憶ドルといった辺りが続きます。
悪化も改善も米国と中国が群を抜いていて、米国の赤字幅の拡大がそのまま中国の黒字幅の拡大に繋がった貌です。供給に制約がある中で政府と民間の消費と投資が増えれば輸入が増えますから「景気支援策の導入を受けた先進国の赤字急拡大」はGDP対比で最大の景気対策を打った米国やフランスに良く当てはまり、「原油需要の急減」はサウジアラビアとロシアの黒字幅の急減に現れて、原油を輸入に頼る国々の改善に少しずつ効いているといったところでしょうか。2018年に原油の輸出国に転じて話題になった米国はシェールオイルが増産されず原油輸入を増やしていますから、原油は赤字幅拡大の要因です。世界に先駆けて景気が回復した中国は輸入が増えて経常収支が悪化してもよさそうなものですが、世界の工場として輸出が増えた影響の方が多かったというべきか・・・
こうしてみると国々によって新型コロナウイルスの影響は様々ですが、結局のところ、「世界的な経常収支不均衡」の拡大は米中の影響が大きそう。ちなみに米英に次いでGDP対比で巨額の景気対策を打った日本の経常収支は1,881億ドルから1,658億ドルに223億ドル悪化しています。
今年はさらに不均衡が拡大する見込みです。ただ、それは米国の財政拡大策が主因であるため、決して「悪い不均衡」ではないと思います。
>米国の経済ファンダメンタルズを踏まえると、ドルは約8.2%過大評価されているとした。

とはいえ、ドル円相場はほとんど動いていません。

「為替相場は予測できない」というのがファイナンス理論の帰結ですし…。
国際通貨基金(IMF)が年次「対外セクター報告書 (ESR)」を公表しています