[東京 1日 ロイター] - 1日に行われた東京五輪の男子走り高跳び決勝は、カタールとイタリアの2選手が大会運営側と協議の上、ともに金メダルを獲得した。

ムタズエサ・バルシム(カタール)とジャンマルコ・タンベリ(イタリア)は2メートル39センチをともに3回失敗。2メートル37センチまで1度も失敗なく飛び、全く同じ成績で並んだ2人は、大会運営側と協議に入った。大会側は「プレーオフ」で決着するよう促したが、バルシムが「2つ金メダルをくれないか」と提案。大会側がこれを認め、2選手はともに喜びを分かち合った。

バルシムは「マルコとシェアできるなんてすばらしい気持ちだ。本当に幸せだ」と語った。

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