[東京 1日 ロイター] - 東京五輪の男子ゴルフは1日、埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部(パー71)で最終ラウンドを行い、3位決定戦に回った松山英樹は最初の18番ホールでボギーを叩いてメダルを逃した。

松山は記者団に対し「悔しい」とした上で、「無観客だったが、たくさんのボランティアが応援してくれた。なかなかその期待に応えられなかった」と述べた。2024年のパリ五輪出場への意向を問われると、「出たいかと聞かれたら、あまり乗り気じゃない」と語った。

金メダルは18アンダーでザンダー・シャウフェレ(米国)が、銀メダルは最終日に10アンダーでトータル17アンダーまで伸ばしたロリー・サバティーニ(スロバキア)が獲得した。3位はトータル15アンダーで松山を含む7人が並び、その後のプレーオフで台湾の潘政●(●=王へんに宗)が銅メダルを取った。

松山は7月初めに新型コロナウイルスに感染し、五輪出場が危ぶまれたが開幕までに復帰したが、4月のマスターズに続く栄冠とはならなかった。

松山は首位と1打差の単独2位、トータル13アンダーで最終日をスタートしたが、きょうは2アンダーとスコアを伸ばせなかった。

松山は今年4月にマスターズで優勝し、日本人として初めてメジャーを制覇した。2017年11月にトランプ大統領(当時)が来日した際には、安倍晋三首相(同)と3人でゴルフをプレー。そのときのコースも霞ヶ関カンツリー倶楽部だった。

(伊賀大記、橋本俊樹)