[横浜 1日 ロイター] - 東京五輪で野球のメーン会場となっている横浜スタジアムで救援投手を乗せる「五輪仕様」のリリーフカーが話題となっている。

同スタジアムでは通常日産自動車製のリリーフカーが使われているが、今回は五輪パートナーのトヨタ自動車が五輪仕様に開発したものが貸与されているという。投手の座席はグラブの形をしており、足元の人工芝には野球のダイヤモンドが描かれている。

30日のドミニカ共和国戦に先発したメキシコのテオドレ・スタンキエビチ投手は、先発投手だとリリーフカーに乗れないのでちょっと残念とコメントした。

また、米国のスコット・マクガフ投手は、「走るのが好き」ということで、所属するヤクルトの試合で登板する際にはリリーフカーには乗らないのが習わし。31日の韓国戦でリリーフ登板した際も車には乗らなかった。

車に乗った投手の様子を観察したところ、座席に腰かけながら今にも飛び出さんばかりに右足を踏ん張る選手、お腹のベルトを調整する選手、手持ち無沙汰そうに外野のフィールドを眺める選手、ガムをかむ選手、表情を崩さない選手など、人それぞれだった。