[東京 31日 ロイター] - 東京五輪は31日、テニス女子シングルス決勝を行い、世界ランク12位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)が世界ランク42位のマルケタ・ボンドロウソバ(チェコ)を下して金メダルを獲得した。

ベンチッチは第1セットを7─5で先取。第2セットは2─6で落としたものの、第3セットを6─3で取った。8月1日の女子ダブルス決勝にも出場し、今大会2冠を目指す。

ベンチッチは2019年のクレムリンカップなど、WTAツアー4回優勝。4歳のときにマルチナ・ヒンギスの母親が主催するクラブで指導を受けてテニスを始めた。

旧チェコスロバキアからの難民としてスイスに移り住んだ父親は、同国の国内リーグなどで活躍するアイスホッケー選手だった。ベンチッチはスロバキア国籍も持つ。