[東京 30日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ(FG)は30日、2021年4─6月期の連結純利益が、前年同期比2.36倍の2032億円だったと発表した。

外債売却益が減少し市場部門で減益となったが、前年同期に比べ経済が回復したことから、リテールやホールセール、グローバルの各事業部門で増益となった。

与信関係費用はコスト発生が低位にとどまったことなどから103億円と前年同期の1148億円から大きく減少し第1・四半期の利益を押し上げたが、変異型をふくむ新型コロナウイルスの影響で先行き不透明感が強いとして、年度の3000億円は据え置いた。

22年3月通期の業績予想は変更せず、連結純利益6000億円とする期初計画を据え置いた。IBESがまとめたアナリスト10人による連結純利益の予想平均値6464億円を下回った。