フクヒロ・福島、けがの広田に「痛かったと思うけどよく頑張ってくれた」 広田は涙
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今大会でフクヒロペアの試合を初めて見たとき、まず廣田選手の姿に驚き、右足の踏み込みが明らかに慎重になっていることにショックを受け、勝利したことに感動しました。
私は前十字靭帯の断裂は経験がありませんが、本来ならば手術をして半年完全離脱コースです。あの状態で試合に出場することは選手生命を左右しかねないレベルですが、この大会がフクヒロペアにとって集大成だったのだと思います。
靭帯の怪我は大きくゆったりとした動きよりも、不規則で機敏な動きに怖さを感じます。敗戦した試合では、相手は序盤で廣田選手を大きく動かしてダメージを与えつつ、終盤でタイミングの早いショットを廣田選手に集め、確実に仕留める戦いをしてきました。
しかし、怪我をしたのが1ヶ月前ということもあり、2人ともそれを受け入れていたのか、いつもキリッとしている福島選手が終始穏やかな笑顔を浮かべ、2人が今できる中での精一杯のパフォーマンスを発揮したと思います。結果は難しいものとなりましたが、晴れやかな表情が印象的でした。本当によく頑張ってくれました。残念だったものの、前十字靭帯を先月断裂してなぜコートに立っていられるのか不思議なくらいでした。
多分自分なら痛がったりするんだろうなぁと思ったものの、廣田さんは一切そんな素振りを見せないどころか、常に良いプレーを続けていました。これが差というものかと。フクヒロ見てきて、このペアの強さはラリーでミスせず継続するこもですが、キーは廣田選手の膠着したラリーを切るカウンターなのです。予選見ていて、足の状態が悪くラリーでミスはしませんが、攻撃に切り替えられず、あとは福島選手のカバー力で凌いでおりとても厳しい戦いをしてました。それでも予選を勝ち上がるのだから、ランキング１位の実力は証明されたかと思います。
健闘を称え、また引き続き応援いたします。
