[東京 29日 ロイター] - ファナックは29日、2022年3月期の連結営業利益予想を1484億円から1944億円(前年比72.8%増)へと上方修正した。NC(数値制御装置)とサーボ、レーザからなるFA事業と、その基本技術を応用したロボット事業およびロボマシン事業という同社の3つの柱の事業で、旺盛な需要が見込まれるとしている。

IBESがまとめたアナリスト24人のコンセンサス予想では、連結営業利益の平均値は1894億円で、会社の修正予想はこれを上回った。

売上高は6571億円から7276億円(同32.0%増)、純利益は1205億円から1560億円(同65.9%増)へとそれぞれ上方修正した。

第2四半期以降の想定為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=125円。

21年4―6月期は、FAとロボマシンが中国で大幅に増加したほか、ロボットは欧州で増加した。受注高合計は2245億円で過去最高となった。