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首相、感染者増で「新たな治療薬を徹底使用」…「抗体カクテル療法」活用の考え

読売新聞
菅首相は27日夕、田村厚生労働相ら関係閣僚と対応を協議後、記者団に「感染者は全国的にも増えている。自治体と連携しながら強い警戒感をもって感染防止に当たっていく」と強調した。 首相は「新たな治療薬を徹底して使用していく」
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人流は減少しているので、そうした心配はない

とのご発言ですが、少なくとも私の体感では人流はかなり増加していると思います。
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治療薬が感染者を減らすわけではありません。また、抗体療法は残念ながら、COVIDの根本的な解決策ではありません。

この抗体薬は、感染して間もない軽症の段階の患者さんでこそ重症化を防ぐ効果を発揮しますが、絶対的に入院を要するような中等症以上の患者さんには、残念ながらあまり効果を発揮しません。

感染者が増えた状態を火事に例えれば、強力な感染対策を行わずに「治療薬を徹底して使用」するというのは、火もとを消さずに端々に燃え移ったところに消火活動をしているようなものです。肝心の火もとにアプローチしなければ、火事はおさまりません。
ワクチンの接種により自分の体がつくる抗体に比べ、他で作られた抗体は、ショック症状等の重篤・重症の副作用が多く見られることと、コストが非常にかかります。「抗体カクテル薬」は、全額公費で行われるため公定価格(保険薬価)がついておらず、発売元の中外製薬から政府に納める価格は明らかにされていませんが、ワクチンの価格の比ではありません。

免疫を補充したいときに使われる既存薬「免疫グロブリン製剤」はヒトの血液から作られますが、今回承認された「抗体カクテル薬」はねらった抗体を産生するよう遺伝子組換えされた「マウス」に産生させて製造しています。

「免疫グロブリン製剤」は、ヒトの血液から(病原微生物/ウイルス)に感染した際に作られる抗体が存在する血漿の分画を取り出したもので、よく知られる抗体補充療法です。ただ、新型コロナウイルス感染症でも世界各国で臨床試験が行われましたが、成績が示せず、新型コロナウイルス感染症には認可はされていません。

今のところは「抗体(製剤)があるからコロナは恐れるに足らず」、「ワクチン接種をせずとも治療薬があるので大丈夫」ではないと思われるため、予防対策は引き続き重要だと思います。不幸にしてかかった際、重症化のリスクが抑え込めず止むを得ず使うのが「抗体カクテル薬」だと思います。当医薬品は、認可プロセスが異例に省略されており日本での臨床的有効性も確認されていません。

また、「抗体カクテル薬」は今のところ日本以外の国では承認されておらず、世界での試用実績も十分とは言えません。(低頻度での副作用の検出がいまだ不十分な状況にあることを意味します。)軽症用といわれながらも、この医薬品は、点滴静注により使用しなければなりません。

現段階では試験成績の不足からも厳重な医療体制のもと、臨床試験を兼ねて使われる位置づけですので、自宅療養では使用できません(内服薬ではありません)。

ワクチン非接種者が重症化して人工呼吸器やECMOを装着する必要を避け、医療資源を圧迫しないようにさせたいための首相の発言だろうと思われますが、以上のことから、ワクチンと比べると、有効性、安全性、コストのバランスは悪いものであろうと思います。現時点では、コロナ感染症に罹患したからといって安易に使われる医薬品ではないと思われます。
ロナプリープ点滴静注セット添付文書

「高流量酸素又は人工呼吸器管理を要する患者において、本剤投与後にSARS-CoV-2による感染症の徴候や症状の悪化(発熱、低酸素症、呼吸困難、不整脈、倦怠感、精神状態変化等)が報告されている。[5.2参照]」
この話をするときに目が泳いでいたのが気になりました。
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