コーヒー豆、価格急騰 最大生産国ブラジルで霜害
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
コーヒー豆はコンテナで運ぶので,コンテナ不足と重なって,もう少ししたら流通に支障がでることがあるかもしれません.ブラジルからアジアは帰り荷航路になるので,運賃上昇よりもコンテナ不足の方が影響が大きいと思われます.ブラジルからよりは調達のしやすいアジア産のコーヒーの需要が高まるなどの形で,ほかの産地のコーヒーへの影響もあるかもしれません.
15年ほど前までは「美味しいコーヒーとレアなボサノバのレコードが欲しければ日本に行くといい」とはよく言われたことで、いわゆる今でいうブラジル産のスペシャリティコーヒーのほとんどは直接海外に輸出されていました。が、ここ10年ほどでブラジル国内、特にサンパウロやリオなどの大都市にもサードウェーブ系のコーヒー専門店がかなり増えたことで、国内にも多く流通するようになり、海外へ回るブラジル産のスペシャリティコーヒーの量が減ったということも世界のコーヒー市場を見渡す上で一つのポイントとなるかもしれません。
とはいえ、コロナ発生以降のブラジル国内のコモディティ製品の価格上昇はコーヒーに限ったことではなく、主食であるお米、フェイジョン豆、野菜、油などはインフレ率(今のところ今年の年間インフレ率は6.56%)を大幅に上回る価格上昇で、一生活者としては家計簿を厳しくチェックしながら生活する日々です。
この記事にあるように寒波による原因も大いにありますが、むしろ今年すでに6回目になるガソリンの卸売価格引き上げによるロジスティックスの価格高騰が大いに影響しているのが現状です。
今年2月にボルソナロ大統領は、燃料価格を巡って対立していたペトロブラス石油公社のCEOを更迭し、後任に大統領と同じ軍人を任命していた経緯がありましたが、レアルが再度安くなってきている為替もあり値上げせざるを得ない状況となっているようです。ちなみに、ボルソナロ大統領の支持層の一つがブラジル全国トラック業界です。この動きも来年の大統領選で注視するべきことですね。