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2021年7月27日 公開

Shopify、Squareだけじゃない。EC革命の黒子企業

シリコンバレーに住むジャーナリストNaoとyoohee、"セレブ投資家"Rayが、USのテック&カルチャーを約3分でおしゃべりする『伝書鳩TV』。今日の3人の話題は、eコマースのバックエンドを担う黒字化スタートアップ、Shipbob。あらゆるECと結びついて商品管理、梱包から配送までを自動化するサービスは果たして脱アマゾンを加速させるのか、RayとNaoは今日も大盛り上がりです。(毎週火曜・金曜の朝に最新エピソードを更新) (声の出演:鳩山玲人、後藤直義、洪由姫/デザイン:國弘朋佳/編集:伊藤大地/ディレクター:有水冴子、栁橋泉紀、栗原良介/プロデューサー:安岡大輔、小西健太郎)
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先日、電車の向かいに座った若い男女がオーラリングをしていて「おっ!」となったのですが、2人の話を聞いていると、オーラリング購入のきっかけが「伝書鳩TV」だったそうです。

コロナ禍なので濃厚接触NGですが、僕の気持ちとしては、2人を抱きしめたいくらい嬉しかったです。

今日はShipBobです。ECの「肝」の部分を支える黒子企業、アマゾン以外の選択肢として有力な存在だと思うので、ぜひ観てみてください。
これは、日本でもニーズありますね。Walmartなどメインビジネスが、リアル店舗の場合、物流センターはリアル店舗向きに設定されているため、ECの発送も同じ物流センター内で行うと、どうしてもコスト効率化は限界があります。かといって、EC専門の別の物流センターを持つほど、量が多くないのも事実。

EC専門のサプライチェーンにアウトソースして、コスト効率化が最適化されれば、多くの企業にとって嬉しいことです。発送するボックスやパッケージをどこまでカスタマイズしてくれるかが、鍵ですね。
スポンジボブって言いたくなりませんか。Amazon の倉庫は凄まじい効率化がなされてるのは有名ですが、そこと対抗するような新しいサービスが伸びているのは必然に思います。
今朝は、たまたまこの会社にYCから投資した担当者(投資家第一号)とmeetingしていたのですが、この会社の成長に驚いてました。米国は市場がデカイからこういうバックエンド系も巨大化します。名前は、日本人だから「面白い名前」と感じるのかなぁと思ってたのですが、米国人から見ても面白い、なかなかつけないネーミングだそうです。
これは広がっていきそうなサービスですね。Amazonなどに出店したくない≒依存したくないD2Cブランドが雪崩をうつような形でShopifyをストアフロントで利用しているように、今回のShipbobのようなサービスがバックオフィスで利用されていくのでしょうね。

ただこの領域はAmazonがFBA(Fulfillment by Amazon)で展開しており、とんでもない金額の投資を通じて倉庫・配送拠点の構築や倉庫内・配送技術の磨き込みをこれまでしてきているのも事実なので、どこまでサービスレベルをあげられるか(そのための投資をできるか)はカギになりそう。

とはいえ、無敵と思える・思えたAmazonや楽天のようなプラットフォーマーの生態系も、このような形でどんどんアンバンドルされたり民主化されたりしていくのが興味深い。概念的な意味でのサービスのノーコード化・ローコード化はますます進んでいきますね。
ShippingのFulfilmentは成長性が高いでしょうね。Amazonのようなマーケットプレイしから離脱したいというD2Cが増えています。

その際に困るのが受注から在庫確認、在庫引当、ピッキング、パッケージング、そして配送伝票作成までの作業。その自動化とギフトパッケージなどのカスタマイズをしているのがShipBob。玄人好みの会社です。
ShipBob、面白い!
ECがどんどん拡大する中で、
①総合→専業
②統合→分業
の二つの動きがあるように思う。

①の総合→専業は、例えばAmazonなどの総合型とZOZOみたいな特化型で、特定商材にフィットしたものの登場・拡大。生鮮ECなどもそうで、商材によって購買頻度もマーケティングの仕方もバックエンドも違うから、特化することで顧客体験も効率も上げる。

②の統合→分業は、ポッポー内で出てくるFBA(Fulfillment By Amazon)も、自社インフラを外部提供することで分業を進めているとも言えるが、Shopifyとかと組み合わせることで、カスタマイズしたウェブと倉庫・配送部分の強化。個人商店レベルだとShipBobは使わなくても良いだろうが、規模拡大しようと思えば「何日で届くの?」というのが競争では重要になってくる。一方、配送・物流オペレーションを自社で築こうとすれば、規模やノウハウが足りない。この間を埋めに行くインフラとしてとても面白い。

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