【為末大】トップ選手に学ぶ、最強の「メンタル管理」術
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『自分の弱さを認めることと、柔軟であること。この2つは、アスリートだけでなく、「うまくいく人」に共通するポイントなのでしょう。』
この言葉が全てのような気がします。
自分の心配事や弱さを認められれば雑念が排除され、良い結果につながり、それを人は「メンタルが強い」「勝負強い」と表現します。
オリンピックを見ていても、結果を出している選手がどれだけコロナ禍という未曾有な状況をある意味受け入れ、変化に対応してきたかがインタビューや特集などで分かりますよね。
アスリートだけでなくビジネスの世界でも、自分と真正面から向き合い、できないことを認めたり、弱さを曝け出すことが大きな成果を出すための最初のステップなのかもしれません。
注目のコメント
自分の弱さを受け入れる、現状を受け入れることの大切さは、個人競技はもちろん団体競技でも「助け合う」ための必要条件だと感じました。信頼のある組織とは、自分の弱みを見せられるかどうかであるともいわれます。
話は変わりますが、スケートボード選手の「せっかくの舞台だから、これまでにやったことのない技を試す」という発想は驚かされました。これは世代なのか、競技から来るものなのかわかりませんが、「攻撃は最大の防御」ここに極まれりという感じです。オリンピックの試合後、選手のインタビューを聞くのが好きです。勝敗が決した後の瞬間に、各選手の思考が表現されているように感じるからです。そして、うまくいく選手には共通する「何か」があるようにも思います。その何かについて、為末さんに考察してもらいました。
多くの場合、認めたくない姿は、それまで自分がばかにしたり蔑んだりしてきたものだったりする──。為末さんのこの言葉に、とても納得しました。
確かに、自分に照らし合わせても、弱い部分を人に悟られたくないから、無意識のうちに「嫌な自分」の映し鏡として他者を攻撃してしまうことがあったかもしれません(今も弱さとしっかり向き合えているかはわかりませんが)。内省を促される、インタビューでした。「自分の弱さを認めることと、柔軟であること。この2つは、アスリートだけでなく、「うまくいく人」に共通するポイントなのでしょう。」
おっしゃる通りですね。才能に恵まれ、努力のできる人であっても、完璧な人間はいません。リーダーシップにも共通する示唆があるように思います。
リーダーシップにおいては、特に今までは『強いリーダーが全体を引っ張る』ことのみリーダー像として、強調されてきましたが、リーダーシップにも色んな形があります。
『サーバントリーダーシップ』と言う言葉もあります。メンバーのサポートをするようなリーダーのあり方です。
『共感型リーダーシップ』も注目されています。この場合、弱いことや、素直に助けてといえることは、プラスに働きます。
非常時に上にドーンと座っていてもダメな場合もあります。
前例のない非常時には前線でプレイヤーとして背中を見せることも必要でしょう。
自分の弱さを認められるのは、客観視ができていると言うこと。
柔軟であることは、変化に強いということ。
かつてダーウィンも言ったように、強いもの賢いものが生き残るのではなく、変化に対応できるものが生き残るのです。
そういえば、私たちを苦しめている新型コロナウイルスは、宿主なしでは生きられない弱い存在でありつつ、よく形を変えるRNAウイルスで、今も変異株の猛威に我々は晒されていますね…