【解説】世界中に生まれる新シリコンバレー
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インドのスタートアップシーンはここ数年で劇的な成長を遂げている。
格安スマホと格安インターネットで5億人を超えるは人が、デジタルサービスを享受できる環境下で平均年齢は28.4歳、GDP成長率も5%前後を推移。
この前提の外部環境の変化に対し、以下の通り、スタートアップエコシステムを構成する起業家、投資家、政府が三位一体になって盛り上がており、ユニコーンが拡大再生産できる仕組みが構築されている。
1. 起業家: シリコンバレー帰りの優秀なエンジニア、大手企業、外資で一定規模の事業立ち上げの経験のあるビジネスマンが起業、exit経験のあるシリアルアントレプレナーが2回目の挑戦
2. 投資家: セコイアがインキュベートプログラムを提供、TATA、INFOSYS等のインドの代表的地場企業、歴代ユニコーンの起業家がシード期を支え、グロース、レイターステージは、セコイア、アクセル、タイガーグローバル、ビジョンファンドが数十から数百億単位でリードできる状況
3. 政府: インドの大学に億単位の投資で、インキュベート施設を設立、学生起業家の支援ならびに、スタートアップ企業への税制優遇措置
益々目が離せないマーケットです。
注目のコメント
先週(https://newspicks.com/news/6061272/body/)に引き続き、今週もQuartzの1つのテーマを深堀りするシリーズ「Obsessions」から「Beyond Silicon Valley(https://qz.com/on/beyond-silicon-valley/)」をお届けします。
いまユニコーンの震源地はシリコンバレーだけでないことは言うまでもなく、世界中から数多くのスタートアップが登場しています。そうした世界のスタートアップハブから、特にQuartzが多く報じている、中国、インド、そしてナイジェリアを中心に、世界のスタートアップの現在地についてお伝えします。
Quartzの日本語版「Quartz Japan」では現在、平日朝夕と日曜日にニュースレターという形でコンテンツをお届けしています。Quartz英語版の記事もすべて読み放題です。ぜひ、7日間のフリートライアルでお試しください!
登録はこちらから👉https://qz.com/japan/subscribe/シリコンバレーに次ぐスタートアップハブとして、自分はもう一つ、相次いでユニコーンが誕生しているラテンアメリカを挙げたいです。
今、ラテンアメリカでは人口2.1億人のブラジル、1億2900万人のメキシコをベースにコロンビアなどに展開したのち、ヨーロッパを狙うスタートアップが急増している印象です(公用語がポルトガル語やスペイン語だったりするので)。
ブラジル、メキシコの2国でかなりの人口な上、金融事業を筆頭に未だ旧来型の銀行ビジネスしかないため、人口の約半数がアクセスできていません。
それらの課題はその他のラテンアメリカ諸国でも存在するため、多国展開を狙います。そして、今投資家がめちゃくちゃ注目しています。ソフトバンクがラテンアメリカファンドを運用していたり、SequoiaやAndreesen Horowitzなど伝統的な米国VCは血眼になってスタートアップを探しています。
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また、これらの地域で急成長スタートアップが生まれることで投資家もそこを狙う。また、外国人にとって米国はVISAを取ることがむずかしいです。
さらにコロナの影響もあり、シリコンバレー離れが加速し始めました。
→先月、それに対して民主党のゾーイ・ロフグレン議員がスタートアップVISAの法案を提出しました。
詳細:https://lofgren.house.gov/sites/lofgren.house.gov/files/7.26.21%20-%20LIKE%20Act%20Full%20Text.pdf
特にこの数年、National Venture Capital Association (NVCA) は外国人起業家に対するVISAの取得を問題視されていました。ゾーイ・ロフグレン議員はそれに対する法案提出の準備をしており、ついに提出されたという状況です。
73歳の政治家がこのような状況に注目されたということは非常に嬉しいことですね。シリコンバレーは再起することができるのか。
NVCAのプレスリリース:https://nvca.org/pressreleases/startup-visas-would-ignite-u-s-economy-job-creation/