[東京 24日 ロイター] - 東京五輪のバレーボールは24日に競技が始まり、男子の1次リーグA組で日本がベネズエラを下し、白星スタートを切った。男子の日本代表が五輪で勝利したのは、1992年のバルセロナ大会以来29年ぶり。

日本は25─21、25─20、25─15のストレート勝ち。エースの石川祐希が15点、19歳の高橋藍が11点を挙げ、勝利に貢献した。

石川は試合後、「最初は固さがありミスもあったが、焦らず自分たちのやることに集中した」とコメント。無観客での五輪開催については、「観客がいる方が盛り上がるのでプラスにはなるが、無観客だからといってモチベーションがマイナスになることはない。試合が始まればやることをやるだけ」と述べた。

第1セットはベネズエラに一時リードを許したものの、中盤に山内晶大の3連続ブロックなどで逆転に成功。第2セットも終始リードを保ったまま連取した。さらに第3セットもサーブで相手を崩すなどして、最後は10点差をつけて勝利を決めた。

高橋は「まずは五輪が開催されることに感謝を忘れてはいけない。テレビの前で応援してくれてる方々がいるし、応援メッセージなどを力にしたい」と話した。

(橋本俊樹)