[東京 24日 ロイター] - 柔道女子48キロ級の渡名喜風南(となき・ふうな)は24日、東京五輪の決勝でコソボのディストリア・クラスニチに敗れた。銀メダルにとどまったが、日本人として今大会初のメダリストとなった。

渡名喜は試合直後のインタビューで「最近決勝で勝てていなかったので、そこでの怖さがある中での戦いだったが、自分の弱さが最後に出てしまった」と語った。「しっかりこの負けを認めていきたい」と泣きながら話した。

試合はクラスニチが開始後3分41秒に内またで技あり。残りおよそ20秒、渡名喜は前に出たが及ばず、金メダルに手が届かなかった。

1995年に神奈川県相模原市で生まれた渡名喜は、2013年のアジア・ジュニアユース選手権で優勝。2017年のブタペスト大会で世界選手権を制した。

両親は沖縄県出身。小さいころから父親と格闘技を見るのが好きで、女子でもできるスポーツを探して柔道に出会った。