[ソウル 22日 ロイター] - 米国が北朝鮮に対し非核化に向けた対話再開を提案していることについて、韓国青瓦台(大統領府)は22日、シャーマン米国務副長官の発言として、米国は北朝鮮が提案に応じるよう望んでいると明らかにした。

アジア歴訪中のシャーマン氏は21日夜、日本に次ぐ2カ国目の訪問地である韓国に到着。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した。

バイデン政権は北朝鮮に対話を呼び掛けているが、北朝鮮は応じる姿勢を示していない。朝鮮中央通信は先月、金正恩朝鮮労働党総書記の妹である金与正(キム・ヨジョン)党副部長の談話として、米国の対話期待はより大きな失望を同国にもたらすだけだと伝えた。

青瓦台によると、シャーマン国務副長官は文大統領に対して「北朝鮮がわれわれの対話提案に早期に応じるよう望んでいる」と語った。

シャーマン副長官は、25日からの訪中時に中国側とこの問題について協議する意向を示したという。