上半期の輸出、23%増 コロナ前の水準突破
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ちなみに数量ベースだと、輸出が前年比+17.8%、輸入が+5.6%です。
ということは、輸出価格の上昇は+5.4%に対して、輸入価格の上昇が+6.6%となりますので、価格面だけで見れば、商品市況の上昇などにより、結構な交易条件の悪化が生じたともみて取れます。これは内外景気格差を映じた輸出の伸びと見るべきではないかと思います。輸入はようやくコロナ前の水準に戻った仕上がりになっており、内需の鈍さが感じられます。年の半分、緊急事態宣言している日本と経済活動が活発化している欧米中の対照的な結果が貿易黒字になっているという話ではないかと思います。
これは日本だけでなく東南アジア近辺の国々も猛烈なコロナ禍の中輸出は過去最高を記録していることから見ても世界的に経済再開に注力している国の今までの反動での買い込みが激しく出ているだけだと思われます。
複雑な要因はないでしょう。
日本もイギリスのようにできれば輸入も急増して、、とも思いますが、近辺見ていると飲食、旅行に使わなくなったお金をクルマや家に注ぎ込んでいる人が多いので日本はそれほど景気が悪いとも思えない状況。日本に関しては製造業に関してはむしろ好況な状況なので、それほどの変化は今後もないのではと思います。