「中国製EV」日本で浸透し始めたのはなぜ?共通点は「国産も検討したけれど...」
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注目のコメント
記事にもあるように、中国は2000年代から国を挙げてEV開発に取り組んできました。
その背景にあったのが、圧倒的な外資系の強さです。北京などの都市部は、ガソリン車は今でもほとんどが外資系。同じ土俵ではとても勝てないので、EVのようなゲームチェンジャーが必要だったのです。
一方で、国内でも抵抗勢力はありました。政府との間に太いパイプをもち、政治的発言権が強い「石油閥」です。
この構図が大きく変化したのが2014年。「石油閥」の大物が当局に拘束され汚職問題で追及されたのです。この「石油閥」の弱体化も契機となり、中国国内のEV市場は2014年以降急拡大していきます(※)。
その後、中国世界的なグリーントランスフォーメーション(GX)の流れもあって、中国のEV企業が中国国内だけではなく、世界に展開を始めています。
※ 中国でEV市場が拡大した裏に大物政治家の失脚
https://business.nikkei.com/atcl/report/15/110879/092700740/10年前、初代リーフやi-MiEVが出た時点では日本がリードしていたように思います。似たような時期のBYDは路上で燃えたことがニュースになっていましたから。
問題はそのあとです。
暑い沖縄でタクシーに使われたリーフは数年も経たずにバッテリーが劣化して”使えないクルマ”の烙印を押される羽目に。日産の営業もなぜかこの事態を放置していました。いっぽうのBYDは、エンジンバスもたまに燃えるお国柄なためか特に問題視されることもなく順調に改良モデルへ置き換わっていきました。
継続は力なり、ですね。中国製という言葉に拒絶反応を示すユーザーも多い中、BYDの戦略としてはアフターマーケットに注力し、販売後のフォローを徹底することで信頼を得ていくというアプローチは興味深いですね。
それにしても2000年代から先を見据えてEV化を推進してきた中国と比較すると、日本企業の出遅れ感を感じざるを得ませんね(;'∀')