“世界初”バイポーラ電池、トヨタ新型「アクア」採用 豊田織機製
日本経済新聞
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トヨタのバイポーラ型ニッケル水素電池の続報。意外だったのはリチウムイオン電池(LiB)搭載モデルよりも高いこと。これはバイポーラ電池の量産技術が確立していないからでコストは下がる余地は有るでしょう。
エネルギー密度はLiBよりも25%増ということで性能としてもまずまずだと思います。元々プリウスはニッケル水素電池からスタートしたのも有り、バイポーラ構造も長年検討&研究していた模様。
素材によって製造設備も変わってくるとは思いますが、バイポーラ型電池の量産技術を早く確立して独占的に製造したいですね。電池の製造は豊田自動織機が行うとのこと。HV向けの小容量ですが、集積セルが製造出来たらEV向けにも転用可能でしょう。
電極スリットした後に両面張り付けるのか、ロールのままコートするのか、やり方は想像しやすいですが、恐らく中韓メーカーはすぐには作れないと思います。古河電池の鉛バイポーラやAPBの樹脂バイポーラもそれぞれ素材に合った製法を確立することで、バイポーラ製造装置が登場するかもしれません。
技術的にはローテクですが、MLCC全固体等よりも大型化が可能なので、製法としてバイポーラ電池に着目すると面白いことになりそうです。イメージとしては
多気筒エンジンの独立したシリンダをひとつにまとめたようなものらしいです。小さく軽くできますね。ただしシリンダと同様にひとつのセルだけを交換することができないので、高い歩留まりが求められることも似ています。ここはコストに直結するところです。