日本に創造的破壊が必要 - 川北英隆
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注目のコメント
ちょっと厳しく言えば、創造的破壊とか耳障りのいいことを言っている内はまだダメかなと思います。
既存の産業の枠にいるものにとって、創造的だろうが非創造的だろうが破壊は破壊です。
確かに、破壊の後には、新たな世界が創造されるかもしれません。
しかしそれは創造者側の言い分であって、だからと言って、破壊される側にいる人たちからは、その過程は決して歓迎はされることはないでしょう。
正直言えば新たなマーケットの創造は、今までその分野で頑張ってきた名も知れぬ多くの人や企業の犠牲の上にしか生まれないし、だからこそ、イノベーションは破壊者となる意思と力をもち、返り血を浴びる覚悟を持ったものたちによってしか、行われることはないのです。
イノベーターの別の名は、常にディスラプターなのです。創造的破壊が必要という観点には大賛成。
この日本低迷の原因は日本社会が本気で議論すべきと思います。
そこに単一の原因はなく、様々な要因が複雑に混じり合っているのかと思います。
筆者の「サラリーマン社長」にその原因を帰する考えも1つ。
しかしこの場合、日本で頑張っているスタートアップや起業家が世界規模にならないのはなぜか、に答えられません。
つまりサラリーマン社長は"Root Cause" ではないかもしれない。
例えば、HBSを卒業した三木谷氏が率いる楽天はなぜAmazonにはなれていないのか。
マッキンゼー卒業生である南場氏が率いるDeNAがRobloxになれていないのはなぜか。
任天堂やSONY、あるいはKOEIやバンダイナムコ、スクエニなどそうそうたるインフラやコンテンツメーカーがいながら、フォートナイトのようなeSportsなど新世代のプラットフォームとなりうるものをなかなか市場に出せなくなっているのはなぜか。
最後はともかく、三木谷氏も南場氏もサラリーマンタイプには見えない。
ファストファッションで世界一になったファストリの柳井氏も後継者探しに苦労している中でSHEINなど新世代の台頭に脅かされつつあります。
この根深い問題、深く洞察していきたいですね。