ジョンソン英首相が自主隔離=保健相の陽性で、感染連日5万人
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日本の状況との整合性がとれないので、このNHKニュースの論調が基本批判的なのは仕方がないのか。。
ワクチン接種の状況、経済的な状況、秋冬を見据えての長期的、俯瞰的にポジティブな面、ネガティブな面を見ての総合的な判断。
個人的には自分はリスクをきちんととるジョンソン英首相を方針を支持したいと思います。
注目のコメント
去年入院していますしね。大事がないと良いです。やはり、LDNとNYCの復活は世界経済の持ち直しにとって不可欠です。
ジョンソン首相自身は、ブレグジットの火中の栗を拾ったこと以外、特に目立つ業績はありません。コロナ禍の初期段階では対応を誤ったと、有権者から糾弾されてもいました。
たしかに、ワクチン過信と評する人もいるでしょうが、英国はコロナ共存に向けて舵を切りました。それはそれで大きな政治決断ですから、我々は尊重すべきなのでしょう。
ブレグジットもそうでしたが、我々はエコノミスト、アナリストとして交渉過程を分析・短期展望していたわけですが、どうも「べき論」や「そもそも論」で語ろうとする読者や自称評論家が少なからず見えました。
我々エコノミストがコロナではそれと似たような罠に陥った側面が大いにあるべきですが、医療をサービスと考えた際に、いつまで経っても供給が追いつかない現状を見ると、やはりそこにあるシステムの不合理性や、意思決定者に対する疑念を禁じ得ません。供給引き上げには時間を要するから、医療需要を抑制する、それが理屈でした。そのための行動経済学的な政策提言も大変に結構でしょうが、方や供給サイドの話に戻ると、そうした方々は消えてしまいます。
いずれにせよ、ウイルス性感染症ならば、ワクチンで集団免疫をつければ数年内に流行は収まるわけで、ガス弁を調整しながら粛々と対処するしかないのでしょう。その先に政治はもとい、医療行政や医療団体がどのような回答を我々に見せてくれるのか。報道が自己反省しないように我々も過去を忘れがちですが、しっかりと評価されるべきではないでしょうか。英国では、すでに国民の過半数がワクチンの2回接種を完了しているようですが、米国同様地域ごとにムラが見られているようです。
人口の多いロンドンでは、18歳以上を分母にしても、2回接種完了は7月14日時点で45%と報告されています。未接種者や接種未完了者が多い中で、集団免疫の獲得には程遠い状況と想定されますので感染拡大が生じるのは全く不思議ではありません。
また、イギリスでは使用されているワクチンの主体がアストラゼネカですが、デルタに対する有効性は60%とも報告される中で、デルタへの対応として本当にワクチンのみで良いのかも不明確です。
これらのことから、現状の政策を本当にこのまま維持できるのかは不明です。現状、ワクチン未接種者を突き放した政策とも言え、今後未接種者を中心に重症者が増えてくることも懸念されます。
これまでも学んできたように、ワクチン接種者が増加した状況とはいえ、未接種者も多いことを考えると、重症者や死者がこの後遅れて増加する可能性があります。この英国の政策が正しいのかを評価するには明らかに時期尚早で、今後の動向を慎重に観察する必要があります。一度罹患し、ワクチンも打ったボリスだが、それでも自己隔離するというのは偉い。しかし、こんな状況でも感染防止対策を撤廃するという話なのだから、さすがに矛盾しているだろう、という気はしないでもない。