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具体的な政策判断では、感染者数、重症者・死者数、医療状況やワクチン接種、社会経済状況等を、総合的に勘案する必要があります
7月15日、各国の人口に占めるワクチンの2回接種完了率(%)は、イスラエル60、英52、米48、カナダ47、独45、伊41、仏40、日20、韓12、NZ11、豪10、台湾0.6です
世界最スピードのイスラエルでは、接種完了率が40から50%になるのは2週間(3月2日→3月16日)でしたが、50から60%には4か月(3月16日→7月11日)かかっています。他国同様、若年層の接種が課題です。(ただし、重症化が極めて少ない年代では、接種の必要性に疑問があることは理解する必要があります)
イスラエル(人口約9百万人)の新規感染者は、1月中旬約9千人、4月末80人まで減り、6月下旬から増え始め、7月16日で7百人。水際対策は残っていますが、6月15日には屋内のマスク着用義務含め、国内で生活する上での規制はほぼなくなったことで、移動や買い物等が自由にできるようになっています
英(接種完了率52.4%、人口約6千7百万人)では、7月17日、新規感染者が約5万5千人になったと発表されました。1月中旬に約6万人だったのが、4月中旬には1500人まで減り、5月下旬から再拡大していますが、予定通り7月19日から、規制がほぼ撤廃されることになっています(これに対し、懸念が示されていることも事実です)
さて、接種完了率20.4%の日本(人口1億2600万人)では、緊急事態宣言が続きます。新規感染者は、1月中旬と5月中旬に6千人となり、その後6月下旬には1400人に減少しましたが、7月17日は3886人です。重症者は、1月中旬千人、5月中旬1400人、7月17日は382人です
現在の日本は、五輪開催という特殊事情はありますが、方向としては
・ワクチン接種を進める(ただし他国を見ても、集団免疫獲得まで達成するのは容易ではない)
・医療逼迫を招かないよう、病床やスタッフの充実を図る(ここがとても重要で、残念ながら欧米との大きな差です)
・こうした状況を見ながら、規制を緩和・撤廃していき、社会経済の正常化を図る
ことになります(「言うは易し、行うは難し」ではありますが・・)
そもそもワクチンの臨床試験では、ワクチン接種をした群と偽薬を接種した群で、コロナに感染し咳や発熱などの症状が出て「発症」した人たちの人数を比較して効果を検証していました。ファイザー社のワクチンでは95%の発症予防効果を示していましたが、「ワクチンを接種しても、本人は無症状のまま他の人にウイルスを拡散しているのでは?」、「感染を予防する効果は乏しいのでは?」という懸念がありました。この感染予防効果についてもエビデンスが蓄積されつつあります。
アメリカでファイザーやモデルナのワクチン接種をした医療従事者など約4000人を対象に、毎週、コロナに感染していないかどうかPCR検査で確認したところ、2回目の接種後2週間以上たった人では、無症状の人も含めて感染そのものを防ぐ効果は90%だったとしています。このことから無症状のまま他人に感染させるリスクも減らすことが示唆されます。
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/wr/mm7013e3.htm
また、疫学的な調査では接種率が20%上がるごとに、ワクチンを未接種の集団のコロナ感染が約2倍減少したことが示されました。これらの結果は、ワクチン接種が、接種を受けた人を守るだけでなく、その地域の未接種者をも保護することを示しています。
https://www.nature.com/articles/s41591-021-01407-5
ワクチン接種をした人もマスク着用やソーシャルディスタンスが必要なのは、未だにワクチン接種の普及率が十分ではないことが主要因だと思います。ワクチン接種が早い時期から普及したアメリカやイスラエルの事例をみると、ワクチン接種率が約70%に近づき集団免疫を獲得できる段階になれば、これらの制限は緩和可能だと予測されます。
小池都知事の都民ファーストは選挙公約で「無観客」をうたっていますので、有観客にはしたくない。
でも、オリンピックの強化試合も、野球も、相撲も、みんな有観客。
なぜかオリンピックだけ無観客試合。
これは間違いなく小池さんの戦略だったのですが、そろそろロジック的に無観客試合が厳しくなってきました。
そこで、バッハさんに言わせ、政府を前面にたたせ、小池さんは完全にスポットライト浴びないことで、この「公約守れない」ことのダメージを消しています。
天才的な政治の駆け引きですね。
初の女性総理大臣、あると思います。
海外音楽家の来日は
1、有名かどうか←日本の有名と世界の有名は違うことも…
2、公演の規模が大きいか←矛盾している気が…
3、ワクチン接種関係なく2週間の隔離←ワクチンパスポートで日本人が恩恵受けるなら相互互恵で同じ扱いが必要なはずでは?ここは変わっていくのかな?オリンピック狂想曲が終わらないと動かないんだろうな…
教えるのはオンラインでもできるだろう。来日公演はやらないとプロモーター系の業者が潰れると言うこともあるだろうが、こちらも公演じゃないけど毎年開催しているワークショップがあるが先生たちワクチン接種してても来日できず…アメリカとヨーロッパは割と行き来が始まって居るので「ええええ!行けないの?!」と驚かれる。在留資格は得られてもVISA発給業務がストップしてるんです。
仕方がないのでオンラインですが、オンラインといっても音質が全くダメ(もとよりマイクに乗らない響きどれだけ出せるかが勝負みたいなものだから。)だから学びは限定的になるし。
そしてゼロベースでエビデンスを集めるのではなく、他国で既に沢山の事例が生まれていることも参考にすべきです。
陽性者数も死者数の折角圧倒的に少なかったにも拘わらず昨年の日本のGDP、つまり政府と国民が分けて使える所得が欧米並みに落ち込んで、回復も欧米諸国に大きく後れを取りそうです。このまま行けば、国民が世界の中で相対的に貧しくなることは避けられません。
接種を受けた国民を中心に活動を再開し、一刻も早く経済と生活を再建すべき時が来ているように思います。接種の強制は論外ですが、ワクチン接種が社会と人々の安全を守ると合理的に判断できる状況にある以上、それによる合理的な区別が不当な差別に当たるとは思えません。
国立感染症研究所は極めて厳しい見解を示していらっしゃるようですが、緊急事態宣言が出ている最中の3月18日に同研究所の職員ら21人が参加して送別会をやったと報じられていたのを思い出しました。本当に恐ろしい状況なら、頼まれてもそんなことはしないでしょう。組織の役割を果たすために発する見解と実感の間に大きな差があるのでなければ良いけれど・・・
モデルナ製のワクチンは予防効果が約94%の報告と厚労省のHPに記載がありますが、信用していないということでしょうか。
"ワクチンは発症予防や重症化予防が期待されており、感染予防に関しては十分なエビデンス(科学的根拠)があるわけではない。"
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_moderna.html
これじゃあ、「ワクチン接種したから安心」とは程遠いですね〜。
発症や重症化が少ない若年世代が接種したがらない訳です。
ワクチン接種を受けたからといって他人に迷惑をかけないことにもならず、「感染者数は相変わらず」になるのでしょうか?
少なくとも、横浜スタジアムでは、1年前に、この「実証実験」がされたという報道があったように記憶する。
それ以前にも、さいたまアリーナでのK1の試合や東京マラソンなど、「実証実験」の機会はいくらでもあった。
ワクチン接種前とワクチン接種後の比較ができない今、貴重な「実証実験」の機会を失った。
つまり、感染対策の効果の検討ではなく、規制緩和の理由探しを目的とした、「実証実験」なのだろう。
アベスガ政権の作風として、「実証実験」では、いろんな「操作」や「誤魔化し」がされるのだろう。
やるなら、政府から完全に独立した、「御用団体」ではない、団体による「実証実験」に委ねるべきだろう。