[14日 ロイター] - サッカーのイングランド代表ジェイドン・サンチョは、11日の欧州選手権(ユーロ)決勝イタリア戦でのPK失敗を謝罪するとともに、オンライン上に人種差別が飛び交うことに驚きはないと述べた。

サンチョはPK戦での失敗が敗戦につながったことについて、チームメートやファンをがっかりさせてしまったことを謝罪し、「キャリアの中で最悪な気分だった」とツイッターに投稿した。

PKをミスしたマーカス・ラッシュフォードとブカヨ・サカを加えた3人の黒人選手がSNS上で人種差別の標的にされ、警察の捜査も行われている。これについて、サンチョは「私たちが受けた人種差別から目を背ける気はないが、悲しいことにそれは新しいことではない。社会として私たちは改善し、これらの人物に責任を負わせる必要がある」とした。

また、サンチョは「憎しみは決して勝利しない。同じような虐待を受けた全ての若者の皆さん、頭を上げて夢を追い続けて」と呼び掛けた。