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[ワシントン 13日 ロイター] - 米​民主党上院トップのシューマー院内総務は13日、上院民主党の指導部と上院予算委員会の民主党メンバーが3兆5000億ドル規模のインフラ投資計画で合意したと明らかにした。

予算委の民主党議員とホワイトハウス当局者は非公開で2時間余りにわたり協議を実施。共和党議員は参加しなかった。シューマー氏は終了後に、「われわれは合意に達した」と記者団に述べた。

「超党派計画の6000億ドルにこの額を足せば、4兆1000億ドルになり、バイデン大統領がわれわれに予算要求した額に非常に近い」と強調した。

超党派が先に合意したインフラ投資計画は1兆2000億ドル規模だが、新規歳出は約6000億ドルとなる。

超党派の議員団もこの日、計画に進展があったと明らかにした。

シューマー氏によると、民主党指導部と予算委メンバーが合意した案は、サンダース委員長が最優先事項に掲げるメディケア(高齢者・障害者向け公的医療保険)の大幅拡充が含まれる。可決には上院の民主党議員50人全員の支持を取り付けることが必要。

シューマー氏によると、バイデン大統領と上院民主党は同計画について14日に協議する。

上院の共和党議員50人は民主党が提案する大規模インフラ投資計画を支持しない見込みで、民主党は「財政調整措置(リコンシリエーション)」を使い単独で可決する公算が大きい。