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中国が強める台湾侵攻の姿勢 軍事演習は「新常態」へ - 岡崎研究所 - WEDGE Infinity

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    中国人民解放軍には、現在でも台湾武力侵攻の能力はないと見られています。特に着上陸作戦能力が不足しており、上陸部隊を輸送する艦船を護衛するための対潜戦能力も不足しています。また、台湾が中国本土を攻撃すれば中国共産党の権威が失墜しかねません。
    そもそも、米国が台湾防衛のために軍事介入する可能性がある限り、中国は米国との戦争を恐れて台湾に武力侵攻することはできないでしょう。
    今年の初め、中国のネット上で「冷武統」や「逼統」という言葉が流れました。台湾の平和統一の望みは無くなったので、中国は軍事力を使用するしかないが、武力侵攻すれば中国が受けるダメージが大き過ぎるので、軍事的圧力をかけて台湾を屈服させ「平和統一」に導くという者です。「銃口の下での平和統一」という言い方もされます。
    台湾周辺での軍事演習は台湾に対する軍事的圧力ですが、実際に武力侵攻する可能性がなければ台湾は圧力と感じません。そのため、中国は強襲揚陸艦を急ピッチで建造しており、対潜戦能力の向上を図っています。
    しかし、中国が軍事力を増強し、米国の軍事力の排除を図ろうとすれば、米国が危機感を高めます。米国は、太平洋抑止イニシアティブという構想で、米軍の接近を阻む中国のA2/AD(接近阻止・領域拒否)を無効にし、中国の武力行使を抑止しようとしています。
    これは、中国から見れば、中国の台湾武力侵攻の現実味を失わせることになり、中国の台湾に対する軍事的圧力の効果を無くしてしまうことになります。台湾統一について、ただでさえ手詰まり感のある中国にとって、台湾統一の可能性をさらに下げてしまうことになるのです。台湾統一を成し遂げなければ中華民族の偉大な復興はないと言ってしまった習近平氏は米国の抑止を無効にするために、より軍備増強を加速するでしょう。
    しばらくは、米国と中国の間で、軍備増強の競争が続き、軍事的緊張は続くことになります。


注目のコメント

  • ユニバース・インベストメント合同会社 代表社員

    だから「グレーゾーン戦術」となる
    しかし「絶対」は常にない


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