小池知事「断腸の思い」 無観客、スポーツの力強調
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何年も前の都知事選。構図は石原慎太郎VS浅野史郎。
この選挙期間中、NHKで「その時歴史は動いた」の特別版で、歴史上の人物が残した言葉の視聴者人気ランキングを放送したのを見た。その第一位は高杉晋作の「面白きこともなき世を面白く」というものだった。これを見た時、”あ、石原が勝ったな”と思った。なぜなら、この言葉が1位になるということは、今この時のことを、同じく”面白きこともなき世”だと思っている人が多いからであり、そしてこれを”面白く”するようなことを言っていたのは、東京オリンピックの誘致を公約としていた石原慎太郎だったからだ。
そして今、緊急事態だの蔓延防止だのと”面白きこともなき世”に拍車がかかり、面白くするはずだったオリンピックは無残な姿に・・・。「断腸の思い」こういう時だけ取ってつけた定型後を使う。まずこのような結論に至ったことに対して都知事は責任のある立場である以上、都民への謝罪から入るのが当たり前。どうしても人に頭を下げたくないプライドの高い人間って一定数いるけど、こういう人間はかけがいのない自らの人生を優先させる傾向があるから予想外の災害など不測の事態への対応をミスしやすい。
情緒的な「スポーツの力」を強調するようでは、現場の指揮者としては失格。
「病は気から」と言っているのに等しい。
感染を抑えることは、現実の問題であり、情緒ではない!