【新教養】新規事業成功のカギ「ルールメイキング」とは
- Uberになく、Airbnbにあった観点
- 「守り」に加え「攻めの法務」を
- ルールメイキングが重視される3つの理由
- 考え方はマーケティングと同じ
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ルールメイキングというと多くの方は「政策提言」「法改正」「規制改革」のような『Regulation』ばかりを想起すると思いますが、民間企業が取り組むべきルールメイキングはむしろ「規格」「標準」などの『Standard』のほうが現実的かつ勝算が高くなります。
そして最もこれから進化させるべき企業のルールメイキングは『調達ガイドライン』だと考えてください。これこそが「明日からできる自社主導のルールメイキング」です。
法律や規制などなくても、例えば大手の流通チェーンや工業団体が「こういうものしか調達しない」と決めてくれればその瞬間にマネタイズ開始です。
「顧客」だけでなく「顧客の顧客」の調達ガイドラインをいかに変えるか。ときに行政やNPOと一緒に社会課題解決として提案してみるのも良いでしょう。
その上で、「民間で変わりつつあるこのルールに、行政や立法としても手当てすべきです」として法改正の提案をするのが当局にも受け入れられます。
是非ルール形成戦略を身近な経営ツールにしてください!
「ルールメイキング」は揺籃期から萌芽期に移りつつあります。
プレイヤーも増え、次第に成長期に移っていくと今度は常識化していきます。いまこのタイミングで攻めの体制を整えることがでれば競争優位性に繋がっていきます。
私も共著者として『ルールメイキングの戦略と実務』を上梓させていただきましたが、まだまだ「王道」がない中で、皆さんと一緒に実務を作っていきながら学びを深めていきたいと思っています。
今回のテーマは「ルールメイキング」について。多くの場合、テクノロジーの進化に既存のルールが追いついていないもの。それだけに、先回りして業界主導でルールづくりをする重要性は、年々増加しています。新しい産業には「XX協会」のようなものが立ち上がりますが、ルールメイキングの文脈で捉えれば、また別の姿が見えてきそうです。
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